お助けの時間 ページ10
・
今、私はイトナくんの家にいる。
時間は…夜の七時くらい。
「ごちそうさま。
…うまかった。」
『よ、よかったです…』
最近のイトナくんは正直になったというか
嬉しい言葉をよく言ってくれるようになった。
そろそろ帰った方がいいかな…。
時間も時間だし…
そう思った時、親からLINEが届いた
《A、いまどこ？》
あ…そういえば連絡してなかったな
《今友達の家。連絡遅くなってごめん。》
《そうなの。あのね、今から私達親戚の家に向かう事になったから一人で留守番よろしくね。》
私達って…。
私を置いて行かないでよ…。
…あれ、ちょっと待って
『…ない』
「どうした」
『い、家の鍵が…
そ、そういえば、忘れてきたんだった…』
やばい。これじゃ家に入れない…
「親はどうした」
『あの、…親戚の家に行くらしくて』
もしかすると人生初の野宿デビューになるかもしれない
そう思いながら窓の外を見つめると、
ベタァとした何かがくっついて、私達を覗いていた
『キャァ！！？』
「！！」
イトナくんは私を庇うように、一瞬で前に出た
『えっ！？あ、い、イトナくん！』
待って、不審者じゃない。
あれは
「にゅや！？そ、そんなに叫ばないで下さい！！
不審者と勘違いされちゃいますよ！！」
…いや、不審者だった。
「お前、何しに来た。」
いつの間にかイトナくんは対先生用ナイフを持っている
『い、いつ用意したの…？』
「ヌルフフフ…。良い物を見れましたよ。
先生はあなた達を助けに来たんです。」
助けに…？何か事件でも起きたのかな
「はい。Aさん。」
先生は私に少し大きめの袋を渡した
『…？』
怪しみながらも中を覗くと
『…
…服？』
「そうです。こういう事もあろうかと先生はあなた達の後をつけ…ゴホン。
見守っていたんですよ。」
見守っていたって…
言い直した所で意味はあまり変わらない気がするけど…
でも、この服を渡された所で、野宿デビューには変わりはないな
「ヌルフフフ。これからが楽しみですね。
それでは私はここで。おやすみなさーい。」
『お、おやすみなさい…』
先生がE組の一番のおせっかいな気がする
「じゃあ、先入れ。」
『…？
え？』
「風呂。俺は洗い物する。」
そう言ってイトナくんは洗い物をしだした
私はポカンとその場に立ち尽くしていた。
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瑠璃 - 続きまってます。 (8月3日 1時) (
レス) @page46 id: c299acdaed (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 続き気になる……！！！！少しでも良いので続き描いて欲しいです！！！！？お願いしますm(_ _)m！！！ (2022年9月24日 18時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 続きが無いのは悲しいです。また続いて欲しいです！(´・ω・｀) (2021年12月31日 9時) (レス) @page46 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
エトワル(プロフ) - 読者の皆様、沢山のコメントありがとうございます！ なかなか返信ができない中、せめてのお詫びとして、リクエストをコメントにて受け付けます！良さげな内容でしたら番外編等の参考にさせて頂きたいです！(全てを取り入れられる訳では無いのでご了承ください;;) (2021年5月30日 1時) (レス) id: 0580717352 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - すっごい今更だけど、面白いのに此処で終わるのはもったいないと思うし私自身続きを作って欲しい所です。 (2020年4月25日 18時) (レス) id: b025342a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エトワル（元はるる） | 作成日時：2018年7月8日 14時
