掃除の時間 ページ37
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毎日の練習が続き、あっという間に日が過ぎて行く。
あれからもA組の人からであろう妨害が絶えない。
「あちゃ〜。今日は泥パーティーか…。」
「本番1日前だって言うのに…。」
前原くんと茅野さんがそう呟く。
教室には床一面に砂や泥が散らばっていた。
そう言えばもう本番1日前か…。
「…
Aちゃん？」
『あ、は、はい…！』
「大丈夫？ぼーっとしてたみたいだけど。」
中村さんはそう言って私の顔を覗き込む。
『あ、…もう1日前なんだな…って…その…』
「確かに！あっという間だったよねー…。」
「おい。まだ本番は終わってないぞ。
…って事で、まず掃除からな。」
そう言うと磯貝くんは中村さんにモップを渡す。
「えー。また掃除ー？
というか、今日は朝から集まっておいて良かったね！授業前にクラス全員で掃除もだるいし。」
そう。今日は本番1日前という事もあり、朝練と言うものを実行しようとしていた。
それにしても…
私達より早く学校に来てこんなイタズラをするなんて。
感心する物ではないけど、…頑張ってるんだなぁ。
「衣装は無事みたい！このロッカー上手く隠せてたっぽいね！」
いつも衣装を収納しているロッカーは菅谷くんによる塗装で教室の壁と一体化していた。
さすがだな…E組の人って才能がある人が多くて頼りがいがある…。
そんな事を考えながら私もモップを手に取った。
「え、Aちゃんは練習してていいよ？俺らで掃除してるし！」
前原くんは手を差し出し、モップを渡すようにジェスチャーをとる
私はそれに首を横に振り答えた
『い、いえ。私もメンバーの一人…なので。
…それに、皆さんと掃除するの…なんだか最近、楽しくなってきちゃって。』
今まで経験した事の無い…
青春…？って感じの匂いがした。
朝の空気が混じって、緊張しかしないと思っていた明日が楽しみに感じる。
「お、そ、そうか…。じゃあ、続けるか…！」
「何！？前原頬赤いけど！Aちゃんにはちゃんとした相手がいる事忘れてないよねー！？」
「や、な、なんかAちゃんの笑顔が珍しくてついな…！つい…！！」
中村さんと前原くんはいつも通りって感じ。
…この見慣れた風景も明日で終わってしまうのかな
少し、いや、結構…寂しい気がする。
聞き慣れた声を胸に焼き付けながら、私は掃除を続けた。
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瑠璃 - 続きまってます。 (8月3日 1時) (
レス) @page46 id: c299acdaed (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 続き気になる……！！！！少しでも良いので続き描いて欲しいです！！！！？お願いしますm(_ _)m！！！ (2022年9月24日 18時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 続きが無いのは悲しいです。また続いて欲しいです！(´・ω・｀) (2021年12月31日 9時) (レス) @page46 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
エトワル(プロフ) - 読者の皆様、沢山のコメントありがとうございます！ なかなか返信ができない中、せめてのお詫びとして、リクエストをコメントにて受け付けます！良さげな内容でしたら番外編等の参考にさせて頂きたいです！(全てを取り入れられる訳では無いのでご了承ください;;) (2021年5月30日 1時) (レス) id: 0580717352 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - すっごい今更だけど、面白いのに此処で終わるのはもったいないと思うし私自身続きを作って欲しい所です。 (2020年4月25日 18時) (レス) id: b025342a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エトワル（元はるる） | 作成日時：2018年7月8日 14時
