歯磨きの時間 ページ13
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…心臓の音がうるさい。
いつもと違うからか、変に緊張する。
何を話そう。…まず話したほうがいいのかな
『あ…の…』
横目でイトナくんを見る
イトナくんはそれに合わせて目を合わせる
『えっと…』
話題も決めてないのに話しかけてしまった事に少し後悔している。
…寝る前に何かしないと
『あ…歯磨き。
歯磨きします。…してきます。』
…何で報告したんだろう。
歯ブラシは…あった。
殺せんせーがくれた袋の中に入っていた。
「俺も。」
そう言うとイトナくんはソファから立ち上がり私の横に来る
『あ…は、はい』
歯磨きの時が一番気まずいというか…。
喋りづらいし、話すことないし…。
洗面所に歯を磨く音が響く。
鏡越しにイトナくんをそっと見る。
視線が伝わったのか、鏡の中で目があってしまった。
少し気恥ずかしくなり、目をそらす。
…それにしても、イトナくんやっぱり背が高いな。髪型とか関係なしに。
もう一度そっと見ると、イトナくんの髪はまだ濡れていた。
『あ……あの…』
あ、やっぱり喋りづらい。
「なんだ」
イトナくんも喋りづらそう。
歯磨きの後にすればよかった。
『髪…濡れてます……』
私はそう言って、急いでうがいをする。
「…。」
イトナくんはそれを聞いて、少し気にするように髪を触っていた。
『あ、あの、殺せんせーにドライヤー貰ってて…。
使いますか…？』
風邪引いたら大変だし…。
「…。」
イトナくんはまだ歯磨きをしている。
『…
私がしましょうか？』
あれ、何言ってるんだ自分。
自然と口が動いていた。
まるで私がイトナくんを子供扱いしているみたいじゃないか。
…流石に、嫌がってるかな
そう思い、イトナくんの方を見ると、
じっと私の方を見ていた。
…歯磨きをしながら。
イトナくん歯磨き長いな…。
いや、そうじゃなくて…
嫌がってない…？
むしろ、待ってる…ような
「…。
…早くしろ。」
『えっ、あ、はい…！』
私は急いで電源をつけてイトナくんの髪を乾かす。
熱くないかな…。というか髪サラサラだ。
人の髪なんて乾かした事無いし緊張する。
…触ってもいいのかな。
流石に駄目かな。
…でも熱くなると危ないし
…よ、よし。少しだけ。
これも髪を乾かすため…だから。
私はゆっくり、イトナくんの髪に触った。
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瑠璃 - 続きまってます。 (8月3日 1時) (
レス) @page46 id: c299acdaed (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 続き気になる……！！！！少しでも良いので続き描いて欲しいです！！！！？お願いしますm(_ _)m！！！ (2022年9月24日 18時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 続きが無いのは悲しいです。また続いて欲しいです！(´・ω・｀) (2021年12月31日 9時) (レス) @page46 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
エトワル(プロフ) - 読者の皆様、沢山のコメントありがとうございます！ なかなか返信ができない中、せめてのお詫びとして、リクエストをコメントにて受け付けます！良さげな内容でしたら番外編等の参考にさせて頂きたいです！(全てを取り入れられる訳では無いのでご了承ください;;) (2021年5月30日 1時) (レス) id: 0580717352 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - すっごい今更だけど、面白いのに此処で終わるのはもったいないと思うし私自身続きを作って欲しい所です。 (2020年4月25日 18時) (レス) id: b025342a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エトワル（元はるる） | 作成日時：2018年7月8日 14時
