お風呂の時間 ページ11
・
…どうしよう。どういう事？
今、お風呂って言った？
聞き間違いだったりするのかな
『えっと…？』
「後の方がいいか？」
イトナくんは目線をお皿に移したまま表情を変えない
『私はどちらでも…
いや、そ、そうじゃなくて…！』
「なんだ」
やっと目線を私に向けてくれた
『あの、えっと…』
呼び止めたはいいけど…
ど、どう言えばいいんだろう。
色んな事がありすぎて、頭が爆発しそうだ
「…
お前、今日家泊まれ。」
『え！？』
「早く。風呂入れ。」
『え、は、はい…っ』
肘で軽く押された。
半強制的に泊まることになったんだけど、
流石にイトナくんに迷惑かけるよね…。
この隙に家から出てもバレなかったり…
「おい。家から出るなよ。」
『！！？』
な、なんでバレたの！？
私ってそんなに足音うるさいかな…
これじゃ忍者にもアサシンにもなれないね。
渋々お風呂場まで来たけど、生活感あふれてるな…
そりゃそうか。イトナくんが住んでる訳だし。
な…なんか緊張してきた…。
マズイなこれは。変態みたいだ。
決してそういうつもりではないんだけど…
と、とりあえずシャワー浴びよう。
こんなんだし、お風呂から早く出たい所だけど、早くに出たら清潔感ないって思われるよね。
かと言って何時間もかけるわけにはいけないし…
…あれ、コンディショナーがない。
イトナくん、コンディショナー使ってなくてあんなにサラサラなの…
う、羨ましい…
殺せんせーがくれた袋を漁ると、一つだけ、小さい容器のコンディショナーが入っていた。
『…あった
…あれ？』
同時によく分からない本も出てきた
私はそれを手に取る
『…
初めてのお泊りデート完全ブック…』
…なんだこれ。
怒りをすっとばして、無の感情でページをめくる
〈お風呂あがりの香りは大事！コンディショナーは良い物を使いましょう！〉
その後に手書きのような文字で何かが書かれてあった
〈先生好みの匂いを用意しました！〉
…これの事？
手に持った物をじっと見つめる。
…と、とりあえず本は置いて…と。
まぁ…
どちらにせよ、これ使わないと無いわけだから。
『はぁ…』
仕方ない…のかな。
まんまと先生の思惑通りになってる気がするけど…
少しモヤモヤした気持ちを抱えながら、私はシャワーを浴びた。
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瑠璃 - 続きまってます。 (8月3日 1時) (
レス) @page46 id: c299acdaed (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 続き気になる……！！！！少しでも良いので続き描いて欲しいです！！！！？お願いしますm(_ _)m！！！ (2022年9月24日 18時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 続きが無いのは悲しいです。また続いて欲しいです！(´・ω・｀) (2021年12月31日 9時) (レス) @page46 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
エトワル(プロフ) - 読者の皆様、沢山のコメントありがとうございます！ なかなか返信ができない中、せめてのお詫びとして、リクエストをコメントにて受け付けます！良さげな内容でしたら番外編等の参考にさせて頂きたいです！(全てを取り入れられる訳では無いのでご了承ください;;) (2021年5月30日 1時) (レス) id: 0580717352 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - すっごい今更だけど、面白いのに此処で終わるのはもったいないと思うし私自身続きを作って欲しい所です。 (2020年4月25日 18時) (レス) id: b025342a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エトワル（元はるる） | 作成日時：2018年7月8日 14時
