９４話 ページ5
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中に入ったはいいけど、
それから霊幻さんは何を言うわけでもなく、ただ新聞を読む。
霊幻さん…貧乏ゆすりの速さが尋常じゃない。
貴「…。」
私、何すればいいんだろう。
そうだ。クッキー…
貴「霊幻さん。」
霊「ん？」
霊幻さんは目線を変えず、返事だけする。
貴「あの、クッキー作ったんです。」
そう言うと、霊幻さんはパサリと新聞を閉じて、こちらを見る。
霊「…俺にか？」
貴「まぁ…そうです。」
霊幻さんは私に近づく。
私に霊幻さんの影がかかる。
貴「あの…どうぞ。」
私はラッピングしたクッキーを渡す。
霊「ありがとう。食べたいと思ってた所だ。」
…？
なんか今日の霊幻さん変だな。
まぁ、気にしなくていいか。
貴「ちょうど良かったです。
じゃあ、お茶入れて来ますね。」
私が後ろを向くと、「おい。」と手首を掴まれる
貴「！？
はい…？」
私は、ゆっくり振り向く。
手首を掴まれただけなのに、顔が熱い。
頑張って平常心を装う。
霊「ん…？
あ、いや…用はない。」
霊幻さんはすっと手を離す。
それから首を傾げて、んん？と声を出す。
やっぱりおかしい…
貴「あの…？どうかしましたか？」
霊「いや…、……俺にもわからん。」
…なんだそれ。
私が一番ついていけませんよ…
貴「あの…。それじゃあお茶淹れてきます。」
霊「…おう」
…まぁ、たまにはこういう事もある…かな。
いや、ないけど。
…よくわからないし、そっとしておこう。
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らいる - 途中泣きながらもきゅんきゅんして最高でした…7年越しですがお疲れ様です💕 (10月18日 0時) (
レス) @page42 id: 1f39df8d7b (このIDを非表示/違反報告)
星蝶 - はるるさん» お疲れ様です！読み終わって、めちゃくちゃキュンキュンしました…！よろしければ、「霊幻さん「を」嫉妬させる」的な内容を書いてくださると嬉しいです！時間があったらで全然構わないので…よろしくお願いします！ (2019年8月2日 16時) (レス) id: 954cc4e88e (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - はるな@小5さん» ああぁ！コメント返信遅れてすみません！ここだけの話、霊幻さんです笑、わかりづらくてすみませんでした！！ (2016年12月31日 0時) (レス) id: d4ab81152b (このIDを非表示/違反報告)
はるな@小5 - ごめんなさい！リクエストではないのですけどプールの時の口に何かが当たったって言うのは霊幻さんなのかモブ君なのかそれとも違うものか知りたくて…；； (2016年12月26日 8時) (レス) id: 2ab96648a4 (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - 錆び猫さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、待たせてしまい申し訳ございません！急いで更新いたします！ありがとうございます！また別の作品でお会いしましょう！笑笑 (2016年11月6日 22時) (レス) id: d4ab81152b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるる | 作成日時：2016年10月3日 22時
