【第4頁】日課 ページ5
サンジによって助け出された少女は、直ぐにチョッパーにより診察を受けた。幸い命に別状は無い、と診断されたが、長時間海に浸かっていたであろう少女は昏睡状態のまま目を覚ますことは無かった。
そんな眠ったままの彼女に興味を持ったのか、ルフィは数分に1度女子部屋を訪れて彼女の様子を見にやって来るようになった。
「なーなー、まだ起きないのかー？」
「一緒に肉食おーぜ！！」
「なーあー！！」
まだ名も聞いていない、話したことも無い少女にそう話しかけるルフィ。流石というか何というか、という目で一味はそんな彼を眺めている。
しかしそんなルフィの声掛けも虚しく、少女は目を覚ます素振りすら見せなかった。それでもルフィはめげない。というよりも、彼自身の性格の一部である“頑固さ”が、諦めることを嫌がっていた。
そして、少女がゴーイングメリー号に引き上げられてから数日が経った。
いつも通り、ルフィは女子部屋の扉を開けるなり「起きたかー！？」と叫んだ。最早これが日課となりつつある。少女が眠るベッドの横で看病をしていたチョッパーはルフィの大声になかなか慣れないのか、びくっっっと小さな体を大きく震えさせた。
チョッパー)「しーっ！まだ寝てるぞっ！」
ルフィ)「むーっ」
チョッパーの言葉を聞くなりぷくーと頬を思い切り膨らませたルフィ。宛ら小学生男児のようである。そんな風に彼が怒っているのは、なかなか目を覚まさない少女にやきもきし始めたのが原因である。こうして自分が毎日声を掛けていれば直ぐに起きるだろうと思っていたらしいが、完全にそれが的外れだったので拗ねているのも1つの要因かもしれない。
完全に拗ねたルフィは、むすーっとした顔で女子部屋を出ていく。そんなルフィを見てチョッパーは居た堪れなくなったのか、少女の布団を掛け直してから彼の後について行った。
先程とは打って変わってしん……と静まり返った女子部屋。
1人、ベッドに横たわる少女。
そんな眠り続けていた少女に、“ある異変”が訪れた。
ﾋﾟｸｯ……
何かに弾かれたかのように動く指先。
その動きに連鎖するかのようにﾋﾟｸｯ、と反応する足。
そして遂に
ずっと閉ざされていた瞳が開けられた。
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潮音(元：sky☆)(プロフ) - Miyuyuさん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2019年6月2日 21時) (
レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
潮音(元：sky☆)(プロフ) - ぴぃ?さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！これからもこの駄作者の作品を応援して下さい！笑 (2019年6月2日 21時) (レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
潮音(元：sky☆)(プロフ) - maoさん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！頑張って続きを書きますのでお楽しみに！笑 (2019年6月2日 21時) (レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
Miyuyu(プロフ) - 面白くて続きが楽しみです！がんばってください! (2019年2月5日 22時) (レス) id: ac2054a737 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ?(プロフ) - とても面白いです！！！これからも頑張って下さい！応援してます~！！ (2019年2月2日 17時) (レス) id: 20429ecf64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮音(元：sky☆) | 作成日時：2019年1月5日 21時
