【第15頁】炸裂 ページ16
項垂れるAにそっと寄り添いつつ、彼女を思っての慰めの言葉をなかなか言い出すことが出来ないナミは、はっと我に返り、Aの気を逸らして落ち込ませない方法を思いついた。
ナミ)「A、貴女服ボロボロじゃない！私の服を貸してあげるわ」
貴女)「え？」
突然のナミの申し出に、Aはこてん…と首を傾げて困惑の意を示してみせる。それは男性陣も同様だった。あの泥棒猫や金の亡者と名高いナミが、何故自分の所有物である服を自ら少女に貸そうとしているのか。ナミの心変わりに、ルフィ、ゾロは目を見合わせて「はて？」と首を傾げる。しかしながらサンジは「流石ナミすわぁん！お優しい！」と平常運転の発言をしていたが。
確かにナミの言う通り、Aの服はボロボロだった。元々黒いロングコートのような服だったのだろうが、今では所々に穴が空いており、太ももの辺りで斜めに破けてしまっている。宛らミニスカートようであり、今にも下着が見えてしまいそうだ。
ナミ)「ほらっ、行くわよ！」
貴女)「？」
頭にクエスチョンマークを浮かべるAの背中を押し、ナミはダイニングを出た。が、
ルフィ)「俺も行くぞー！」
ナミ)「何言ってんのよこの能天気！！」
サンジ)「なら俺も手伝います♡」
ナミ)「引っ込んでなさい！！」
ゾロ)「……」
ナミ)「せめて何か言いなさいよ！？」
……三強によりなかなか前に進まない。1人は好奇心から、1人はただの下心から、そして1人はただ成り行きで。目の前に立ち塞がる3人に対し、遂にナミの堪忍袋の緒が切れた。
ｶﾞﾝｯ ｺﾞﾝｯ ﾊﾞｼﾝｯ
「「「いってえぇえええええ！！！」」」
3人分の断末魔が響き、それぞれの頭にそれはそれは 見事なタンコブが出来た。笑い転げるウソップとチョッパー、驚いて目を見開くビビ、明日は我が身か……と何故か身構えるカルー、3人を殴った拳についた埃をぱっぱっ、と払って仁王立ちになるナミ、そしてその様子を訳が分からず見つめるA。まさにカオスな状況だ。
ナミはやれやれ、と肩を竦めるなり「ビビ、手伝って」と、この船で数少ない女性仲間であるビビを呼び、Aと共に女子部屋へと入っていった。ビビは先程までの光景に驚いて立ち尽くしていたものの、ナミに呼ばれて慌ててついて行ったのだった。
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潮音(元：sky☆)(プロフ) - Miyuyuさん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2019年6月2日 21時) (
レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
潮音(元：sky☆)(プロフ) - ぴぃ?さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！これからもこの駄作者の作品を応援して下さい！笑 (2019年6月2日 21時) (レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
潮音(元：sky☆)(プロフ) - maoさん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！汗 コメントありがとうございます！頑張って続きを書きますのでお楽しみに！笑 (2019年6月2日 21時) (レス) id: 53738544cc (このIDを非表示/違反報告)
Miyuyu(プロフ) - 面白くて続きが楽しみです！がんばってください! (2019年2月5日 22時) (レス) id: ac2054a737 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ?(プロフ) - とても面白いです！！！これからも頑張って下さい！応援してます~！！ (2019年2月2日 17時) (レス) id: 20429ecf64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮音(元：sky☆) | 作成日時：2019年1月5日 21時
