[刀剣乱舞]元ブラック本丸に来た審神者は男性恐怖症で男装しています2

約束 ページ7

秋山side




一期一振が完全に塞ぎ込んでいる




あれはもう立ち直ることが出来ない､､､









あの子が守りたかったこの人達はあいつによって壊されてしまった








古参の者達だけではなく、
ここの本丸にいる刀剣男士はどれも傷だらけでとても戦える状態ではない､






あいつからAを取り返すには戦力がいるのに、、！！！！














あの子を､､､茜の宝物を守らないといけないのに､､､ｯｯ















茜との約束を､､､私は守らないといけないのに､､､どうして､､､どうしてこんなにも無力なの､､､







自分の無力さに腹が立つ。


茜が最後に言っていた言葉を私は守るためにここに来たのに､､､




私は＿＿＿ｯｯ








「､､､､聞く。全部、、教えて」





「え､､､」





声がした。





とても小さい声だった






「乱､､､藤四郎」





乱藤四郎はいつの間にか私の近くまで来ていた。




「主やみんなを奪っていったあいつを､､､僕は、、！！！！」




「乱落ち着けｯ」







乱藤四郎の瞳は憎しみで染まっていた。





「乱ｯ！！！！」




薬研藤四郎が乱の手を引く。




「僕はなにされてもいい。でも、Aや弟達をこれ以上傷つけるなら、、！！！！僕は！！！！ｯｯ」



ｶｸﾝ



乱藤四郎は薬研藤四郎の胸に倒れ込んだ。





「乱、、！！！！」





乱藤四郎の顔は真っ青だった。体の至る所に巻いてある包帯に血が滲んでいる。






「､､､休ましてくれ」






薬研藤四郎はそう言って一期一振と乱藤四郎を連れて、自室に帰っていった







私はそれをただ呆然と見ていることしか出来なかった。

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