【文スト】【男主】俺はお前等の母親じゃねえ！！

梶井は泣く ページ5

「戦術的退散！」

「何1人でニヤニヤしてんだ梶井」

「！？中也さんこそ、そんな大怪我で動き回って平気なのかい？」

「………………リハビリだ莫迦キノコ」

「くっ、君までも僕をキノコ呼ばわり……」

「チュウヤ〜！あ、カジイも！アクタガワ捕まえて！！」

「「え……」」


2人が立話をしていると、突如廊下の奥から必死の形相で此方へ向かってくる２つの影。
エリスの手には、女児が身に付ければそれはそれはよく映えるだろうリボンが握られている


「ちょ、俺今動けな、」


安静にしているよう云われた中也だが、本当に安静にしていないといけない傷なので、実際素早く動く事は不可能なのだ。
そして頭のあまり回らないこの急な状況で異能が発動出来る訳もなく………

案の定、梶井、エリス、芥川、中也の4人は仲良く廊下を転がる事になった。

その時、梶井の持っていたフラスコの中から桃色の液体が宙に舞った


「うぅ……痛た………」


先ず初めに梶井が起き上がる。


「……………………。アアアァアアアアアァアア！！！！！！！！」


フラスコを確認すると中は空になっていた。
そして視界の端でゴソゴソと起き上がるのが見え慌てて振り向いた梶井


「うぅん……」

「もう！だから止めてって云ったのに！ん？あれ？」


この後、エリスは驚きの真実を云った


「チュウヤとアクタガワがちっさくなってるわ！！」


梶井が苦労して調合した薬。それは見事に成功に終わったのだが、かけたい相手が抑も違った為、梶井はただ床に悔し涙を落とすだけとなった

解せぬ→←梶井は笑う

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