【文スト】【男主】俺はお前等の母親じゃねえ！！

続き ページ36

「「「王様だ〜〜れだ！！」」」


「私です」

『樋口ならマシな命令す、』
「5番の方はこちらを着て、2番に［お帰りなさいませご主人様］と微笑み乍云って下さい」


何処からかメイド服を出して命令を淡々と告げる樋口に皆苦笑いだ


「樋口手前、酔ってるのか？」

「その様です中也さん」


芥川が答える


『俺なんか悪いことしたかなぁ………どちらかと云えば貢献してる方がじゃ………』


5番のクジを折れんばかりに握りしめるAを見て立原と鷗外は肩を震わせて笑う


『見たくない奴は目ぇ閉じててくれ』


部屋から出て着替えるのが面倒だったらしく、Aはその場で着替え始めた


『あれ？これどーすんだ？？』

「………こう」

『あぁ銀ありがとう。てか、肝心の2番は誰なんだ？？』

「中也君だよねぇ〜」

「………………………………はい」


鷗外に促され中也が頷いた


『中也が相手か』

「Aセンセー似合うっスよ〜！」

『嬉しくねぇぞ立原』


女顔とまでは行かないが、かなり中性的なものには変わりない上、長くサラッとした髪のAにはメイド服などその辺の女子より似合うだろう。
Aはカチコチに緊張して動かなくなっている中也の前へ歩いて下から顔を覗く為に膝を床について、微笑んだ


『お帰りなさいませ、ご主人様』

「………………………………………………………」

「あ、中也君がショートした」




○＊・・＊○○＊・・＊○
何だこの茶番は………

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