早速怪我したか ページ25
『そ〜んなに俺の治療が好きか中也。えぇ?』
「大嫌いに決まってるだろボケが」
『今回は何の任務行ったんだよ?』
消毒液やら包帯やらの医療器具を取り出し乍問うA
「いつもとさして変わらねェよ。敵の殲滅だ」
『んで仲間庇って肋骨を強打し?右足首を捻挫し?左腕に大痣?へぇ〜?幹部の癖に如何したんだよ』
ぶつぶつと不満気に目を逸らし口を尖らせる中也を無視して治療を進める
「仕方ねぇだろ……やっちまったもんは」
『ほい終了!怪我しろとは前云ったが、あまりされると困るのはポートマフィアだぞ?』
「分かってるっつーの」
『次の人〜』
中也と入れ替わりに入ってきた構成員
『如何した?』
「あ、あの……A医師」
『恋煩いは治せないぞ。樋口』
「こ、恋煩いではありません!」
『んじゃあ何だよ。俺は内科は担当してないぞ?見た所外傷は無さそうだし』
机に肘をついて樋口を見やるA。意を決した様に目をキリッと開いた樋口を不思議に見るA
「芥川先輩の写真ありますか!」
『………………………………無ぇよ』
樋口は肩を落として医務室を去った
『いつまで此処に居座る積りだよ………さっさと答えてやったらどうだ?芥川』
「笑止。恋愛などに興味はありませぬ」
カーテンで遮られた寝台へ腰掛けていた芥川へ顔を向けず声をかけたが、その冷たくも正しい答えに何も云わなくなったA
『じゃあせめてフってやれ』
「気が向けばそうしよう」
芥川は医務室を去った
『飯でも食うか』
Aは食堂へ足を運んで、パスタを注文した。
『お?立原君達じゃないか!』
盆を持ち席を選んでいると黒蜥蜴の面子を見つけた彼は歩いて寄った
『君等の上司が先刻来たよ。中々苦労するね』
「Aセンセーが医務室出るの久しぶりじゃねぇか?」
『飯の時くらいは此処へ来るぞ?お前等が仕事でいないだけだ』
「………せんせい」
物凄く細く小さな声でAにしか聞こえない程度の声で話しかけた銀の隣へAは座った
『悩みがあったらいつでも来なさい』
銀はコクリと頷いた
「中也君達2人の世話を熟すとは、貴方も中々やりますな」
『広津さん程の威厳は如何やれば出るのかねー?』
○*・・*○
黒蜥蜴を出したかっただけ。
78人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sunijy(プロフ) - 雪丸さん» 私そのカプ大好きです!!BLを書いといてなんですが、敦君と芥川君のペアも好きですが、ひぐっちゃんは芥川君とくっついて欲しいと常日頃思っておりました。少しずつ書いて行こうと思います!結末を言うと採用させて下さい!! (2018年5月15日 7時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
雪丸 - すみません!リクエスト?というか質問なんですけどあの銀ちゃんと立原くん、ひぐっちゃんと芥川さんのカップル成立させることって出来ませんか?無理だったら無理でいいので、出来たら本編の方でくっつけて欲しいです!突然すみませんでした! (2018年5月14日 0時) (レス) id: 85d9027f98 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます!!芥川オチは書いた事がないので自信はないですが、とりあえず1ですね!先走ってフラグ立ててしまったので1回畳んできます (2018年3月22日 14時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 普通に戻るだけもいいけど...芥川さんオチが気になる…うわぁ、どのオチも見てみたいですが、取り敢えず1番でお願いします! (2018年3月22日 14時) (レス) id: aa7fd2ef8c (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - 裕さん» コメントありがとうございます!グダグダと長く書いてしまうかも知れませんが、頑張ります (2018年3月21日 15時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sunijy | 作成日時:2017年11月24日 23時