【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

149話・ ページ19

Noside〜

銀時「Aもだ！何急に出てきてんだよ！」

A『僕だけ出てないのは嫌だったから』

神楽「互いに思い合い支え合う者…私達は皆サンタです」

銀時「黙れェェ！てめーら全員ただのゴキブリだ！」

サンタクロース達はブツブツ文句を言いながら帰る。しかし神楽はサンタクロース達を止めた

神楽「銀ちゃん、みんな、そしてパピー。あけましてメリークリスマス」

皆思ったであろう。あけましてメリークリスマスどころか、一ヶ月前にクリスマスは終わったし、正月もとうの昔に通り過ぎているじゃあないか、と。でも、こまかいところは気にしない方が良いだろう

Aside〜


僕達は解散した後其々家に帰っていた。僕は神楽と銀時と万事屋に帰っていた。……前にもこんな事あったような…

神楽は疲れたのか銀時におぶられていた。当たり前だ、お子様には眠たい時間だ

冬は星が良く見える、昔読んだ本に書いていた。空気が乾燥していたり、夜の時間が夏より長いから等理由は沢山あるが、今宵は星月夜のようだ。月が見えなくても辺りが明るく見える。まぁどの星が何処にあるかは知らないが

僕が上を見ながら歩いていると不意に銀時に声を掛けられた

銀時「なぁA。サンタっていると思うか？」

何を急に言い出すと思えばサンタクロースの存在についてだった

A『僕は僕達が知る赤い服を着たサンタクロースなんていないと思う。本物のサンタクロースは、さっきの銀時や神晃達なんだ。誰かの為に、誰かを喜ばせようとする人達がサンタクロースなんだよ。好きな人の喜ぶ顔が見たいだけなんだ』

僕がそう言うと銀時の足はピタリと止まった。具合でも悪いのかと思って僕は銀と基に声を掛けようとした。が、僕の心配は虚しく空に消えていった。さっきよりも速い速度で歩き出したのだ

A『ちょ…速っ。急にどうしたんだよ』

僕は銀時の後ろを駆け足で追いかけた。しかしまた急に止まったのだ。情緒不安定か？そしてボソボソと何かを呟いた

A『何だ聞こえないぞ？』

銀時「っだから！明日空けとけって言ってんだよ！」

何逆ギレ！？何があるのかと聞いてもうるせェとしか言わない。スタスタと歩いて行く銀時の後を付いて行く。明日何があるんだ…？


次の日、呼び出された場所は銀時が何時もパフェを食っている場所。なんとパフェを奢ってくれる云うのだ。珍しい事もあるものだな。銀時は何も食べずに僕の方を見てばかりだから、一口やった。僕優しい

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