【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

161話【線路で遊んじゃいけません】 ページ31

Aside〜


土方「聞こえたぜェ！てめーの腐れ説教ォォ！偉そうに語りやがって！てめーに一言言っておく！」

土方「ありがとよォォォ！」

プライドの塊であるトシが礼を言ったのだ。しかも大嫌いな銀時に。互いが互いを嫌いなのを知っているから銀時は“トシ”ではなく“トッシー”だと疑ったのだ

銀時「トッシーかトッシーなのか」

土方「俺は_真選組副長、土方十四郎だ！」

ついにトシは妖刀を自力でねじ伏せた

A『近藤さん、トシが生きているからにはトシの依頼の方が最初だ。な、銀時？』

銀時「そう言うこったァ。ゴリラ延長料金はしっかりいただくぜ」

そう言って僕と銀時は近藤さんに手を伸ばした。そしてパトカーと人斬り万斉のバイクがすれ違ったとき、トシと伊藤サンの刀は交わった。トシの刃は伊藤サンの肩に、伊藤サンの刃はパトカーの車輪に吸い込まれた。車輪が一つ無くなったパトカーはグラグラと揺れる

A『わわわ…！新八ハンドルは！？』

新八「云う事聞きませんんん！」

僕達がそんな会話をしている間に、トシはパトカーと列車の間にいた。パトカーの後ろと列車が衝突しそうだったから自分をバネ代わりに衝突を防いだのだ

土方「背骨がァァ！」

A『神楽！後ろを頼む！』

神楽「はいヨ！トッシー後は私に任せるネ！」

そう言って神楽はトシの上に乗った。実質何も変わっていないな。すると突然列車のドアが内側から蹴破られ、一つの影が神楽の上に差した

沖田「近藤さん早くこっちへ移ってくだせぇ。働き過ぎちまった、残業代でますよねコレ」

出てきた総悟の後ろは地獄絵図、嘗て仲間だったモノ(・・・・・)がそこらに転がっていた。一人でこの量を相手したら、そら疲れるよな

沖田「土方さん、次弱味見せたら俺が副長の座頂きますよ」

と、言いながらトシの上で話す総悟。そして近藤さんもトシを置いていけないと、トシの上でもめる。当たり前のように人を橋のように扱う奴等、すごいな

揉めていると後ろからバイクがぶつかり、パトカーの上にいた銀時にブチ当たる。そして銀時は車から落ちてしまった

A『銀時ィ！』

銀時を拾いに行こうと思ったが神楽に止められたのと、前からも列車の先頭車両が来て車は列車に挟まれてしまった。この儘だと潰れてしまう…！

162話【策士　策に溺れる】→←160話・

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