【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます【星海坊主篇】

73話【デートは30分前行動で】 ページ33

Aside〜



チーンとエレベーターから音がなり、扉が開いた

其処には神楽や新八、マダオ、橋田賀兵衛、そしておそらく此の赤ん坊の母親がいた

モブ「なんだ貴様何者だ！？」

銀時「あー？何だチミはってか？子守り狼です」

A『僕は只の口説き師です』

口説き師って何だよと思った其処の君、大丈夫

僕も知らないから

母さん「勘七郎！」

新八「銀さん！Aさん！」

僕は新八達に手を挙げて、下を見た

あーあ、これまた面倒くさいことになってんなァ

人が沢山倒れている

銀時「こいつァどーいうこった新八ィ？三十字以内で簡潔に述べろ」

新八「無理です。銀さんこそどうして此処に？三十字以内で簡潔に述べて下さい」

銀時「無理だ」

A『橋田賀兵衛が雇っている攘夷浪士に襲われて此処にやって来たんだ』

新八「ピッタリ三十字ありがとうございますッ」

イヤ2人共簡潔すぎなんだな

簡潔すぎて何が何だか解んねェ位だ

マダオ「お前達バカかァァ！わざわざ敵陣に赤ん坊連れて来る奴がいるかァァ！」

銀時「何だテメー、人がせっかく助けてやったのに………ってゆーか何でこんな所にいんだ？三十字以内で簡潔に述べろ」

マダオ「うるせェェェ！」

マダオはバイトでもしに来たんだろ。何時までも無職じゃ駄目だからな

マダオ「あのジジイはなその子狙ってんだよ！自分の息子が孕ませた此の娘を足蹴りにしておきながら！テメーの一人息子が死んだ途端手の平返して、其のガキ奪って無理やり跡取りにしようとしてんだよ！」

A『……せっかく此の赤ん坊返しに来てやったのに、とんだ無駄足だったみたいだな』

橋田賀兵衛は大事な跡取りだから此方に返せと僕達に言う

……大事な"跡取り"ねェ

大事な"孫"とかじゃないのか？

子供は道具じゃねェんだよ

銀時「俺としてはオメーから解放されるならジジイだろーが、母ちゃんだろーがどっちでもいいが、オイ、オメーはどうなんだ？」

勘七郎「なふっ」

A『ふむ。そうか、そうか。了解。じゃあおいで？』

僕は銀時から勘七郎を僕の腕に移した

本当に此の天パ具合が銀時に似てるな

其のまま勘七郎を母親の元へ返した

銀時「ワリーなじーさん。ジジイの汚ェ乳吸うぐらいなら、母ちゃんの貧相な乳しゃぶってた方がマシだとよ」

母さん「やめてくれません！その他、やらしい表現やめてくれません！」

A『すみません……』

銀時の言葉を聞き橋田賀兵衛は薄っすらと笑みを浮かべる

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