60話【せいぜい一緒に過ごす期間なんて二十年くらいなんだから娘さんはお父さんを大切にしてあげて】 ページ16
Aside〜
しばらくすると中央に触手が集まりだした
……中央に銀時達がいるんだな
僕はその触手についていき、中央を目指した
少し遠くに銀色の髪が見えた、あと少しだな
その時、触手が銀時に向かって攻撃をしだした
A『させるかァァァ!』
ジャクッ
銀時の後ろにいた触手を斬った
銀時「遅ェよ」
A『少しトラブってな』
銀時は肩で息をしながら僕の額を小突いた
星海坊主「アンタも来てたのか」
A『当たり前だろ、馬鹿な弟子達と妹を救うためだ』
僕達が少しも話している間にも触手はどんどん集まってくる
僕達は互いに背を向け触手に向いた
星海坊主「地球人にしてはやるな、でも悪いこたァ言わねー帰れ死ぬぞ」
銀時「帰りてーけどどっから帰りゃいいんだ?非常口も見あたらねーよ」
A『僕も生憎死ねないもんでな』
普通の人だったとしても、今この状況では帰らない、死ねない
星海坊主「……てめーのハラが読めねー。神楽を突き放しておきながら、何で此処にいる?何でここまでやる?」
銀時は自分でも聞きたいぐらいだと言った
それはお前が何時でも
銀時「何でこんな所に来ちまったかなァ。安心しな、あんなうるせーガキ連れ戻そうなんてハラはねー。勿論死ぬつもりもねェ…だが」
銀時「あいつを死なせるつもりもねーよ」
A『僕がいる限り死なせねーよ』
銀時の話を聞いて、神晃がククッと笑いだした
星海坊主「面白ェよお前。神楽が気に入るのも解る気がする。だが、腕1本で何ができるよ?」
銀時「アンタも1本だろ」
A『そして僕は2本』
(地球がある限り永遠に再生できる腕)×2
だけどな
全「『合わせりゃ4本だ』」
ガザンッ ジャクッ
触手が斬られる音がする
銀時「胸クソわりーが神楽助けるまでは協力してやるよ!ありがたく思えお父さん!」
A『警察以前に大切な妹を助けるためだ!協力するぞ!』
星海坊主「そいつァありがとよォ!」
斬りながら会話をする僕達
その時ドォォンと大きな音と共に衝撃が僕達に来た
音の方を見ると、下が抜けていた
A『此れは……核?』
核とは寄生型えいりあんの中枢
しかし写真でも見たことないぞこんなでかいの
おそらくターミナルのエネルギーを過度に吸収して肥大化し、船底を破って閉まったようだ
これならターミナルが壊れた原因をすべてえいりあんのせいとできるな
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月光(プロフ) - 沙月さん» その気持ち解ります!こっちでは高杉も生きていられるようにしようと思っています。ぜひ楽しみにしていてくださいね! (2019年6月20日 13時) (レス) id: efd138e05d (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - 高杉が死んじゃったよ...あのシーンはボロなきしちゃったよ...楽しみにしてます。 (2019年6月20日 3時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月光 | 作成日時:2019年6月11日 1時