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188話【プールといったらポロリ】 ページ10

Aside〜


背景に富嶽三十六景が映し出されそうな感じで出てきたのは、征夷大将軍、徳川茂茂、僕が云う将ちゃんだ

将ちゃんは一度プールで泳いでみたかったらしく、そして市井の者が夏をどのように過ごしているのかも気になって、一応お忍びで来たみたいだ

松平「んじゃあ後の事は頼まァ。あ、何かあったら俺もお前等も全員首飛ぶからなそこんとこヨロシク」

ちょっと待ってぇぇと銀時とマダオの叫びが聞こえて来るようだ

A『将ちゃん久しぶり。元気だったか?』

茂茂「Aか久しいな、余はあいも変わらず元気だ。其方もぷーるに来ていたのか」

A『彼奴等の監視役でな』

そう言って神楽達の方に目を向ける。楽しそうに遊ぶ神楽達を見て将ちゃんも仲間に入りたいと言った

銀時とマダオは如何しているのか、気になって横目で見ると、感情が表情に丸々出ていた。僕が代弁してやろう

これからバカンスだってのに何で将軍!?

冗談じゃねーぞ。このプールは普通のプールじゃねーんだよ…!

江戸中のバカ共がバカンスしている魔の海域(バカミューダトライアングル)なんだよ!あそこに将軍を入れるということは、鮫の群れの中に全裸でマラカス一丁の松平健(マツケン)を放り投げるようなものだぞ!

ってところか。あとは将ちゃんにプールを楽しんで帰ってもらおうと考えてるみたいだな。其処は僕も同意だ


銀時がバシャバシャと水の中に入って行き、将ちゃんと遊んでやってくれないかと相談をする。と云うか何で近藤さんやさっちゃん、九兵衛のセコム(東城)も居るんだよ。皆は構わないと言ってくれたが、一つだけ気になる事が。其れは水着ではなくて下着を履いていると云う事。挙げ句の果てには先っちょ濡れてるとか言い出した。すると将ちゃんは歩いて何処かに行ってしまった。しかし直ぐに海パンを履いて帰ってきたのだ。ちゃんと持っているじゃないか、そう思ったが隣に立つマダオの海パンと下着を交換しただけだった。またもや神楽達は先っちょが濡れてる!と騒ぎ出した。これでは埒が明かないな

そう思って僕も銀時と同様にバチャバチャと水に入った。ちゃんと水に入ったのは今が初めてかもしれないな

A『僕からもお願いだ。将ちゃんと遊んでくれないか?』

猿飛「Aさんが言うなら……」

神楽「でも気持ち的に同じ水に浸かるのは嫌アル」

なんと辛辣な言葉

月詠「ならば、こんなものはどうじゃ?」

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作者名:月光 | 作成日時:2020年8月17日 21時

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