217話・ ページ39
Noside〜
金時「洗脳を解くために洗脳を利用したか。奴等が催眠波爆発を受けてなお記憶を保持していたのはそのためか」
金時の言葉に源外は少し嘲笑いながら言う
源外「奴等にゃんなもん必要ねーさ。暫くどこぞに行っとったようだが、またぞろぞろ集まって来やがった。金時…人の絆ってのは記憶なんぞとはもっと別の深い所で繋がってるもんなのさ。お前の負けだ金時、もう奴等から何一つ奪えやしねーよ」
金時の視界には、Aと銀時と神楽と新八が映っていた。目の前に立った銀時がたまに言う
銀時「俺はソイツに始末をかけた。ソイツの始末はお前に任せるぜ、煮るなり焼くなり好きにしろ。あぁ、Aテメーもだ」
A『は?僕は何もされていないが?』
銀時「こうして解決したから良かったものの、あの儘だと機械と一線越える所だったと思うね俺は。セクハラとか受けてたんじゃねーの?ん?好きでもねェ奴とそんな事していいと思ってんのか?ん?」
A『何でそんなに必死なんだよ。と云うかセクハラはテメーだろ。まぁ接吻まではされてはいないが…』
銀時「あん?じゃあどこまでだ?」
A『……腰に手を廻されるまで?「はい、死刑」重いな』
しかし突然たまとAに、神楽と新八は地面に頭をつけ土下座をする。如何か、始末するのだけは止めて欲しいとの事だ。自分達が作って欲しいと頼んだのだから、いつの間にか洗脳されていたけど銀時の代わりになってくれようとしていただけだから自分達にも非があると。必死にたまとAに言う二人を見て金時は嘲笑う
金時「つくづく甘い連中だ。見ろ、敵一人トドメを刺せん情けねェ仲間を、これがお前の取り戻した現実だ。見ろ、一人では何もできなかった脆弱な己を。俺が手を下さずとも不完全体はいずれ滅ぶ事になろうよ」
金時の言葉に銀時は肯定する
銀時「此処には完全無欠のヒーローなんていねェ。みんな欠点抱えた欠陥品ばかりだ。だからこそ互いに欠けたものを補おうと支え合う、俺は一人じゃ何も出来ねェ不完全体だ。だが、俺達不完全体達は……紛れもねェ完全無敵の主人公だよ」
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作者名:月光 | 作成日時:2020年8月17日 21時