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Kimura Masaya
一言で言うとするならば、圧巻だった。
Official髭男dismさんの宿命でのパフォーマンス。
当たり前だけど、元々振付なんてない曲だから羽澄さんが考えたんだろう。
オンタクトのときから話題になっていた2人の表情でイントロから既に惹き付けられた。
歌詞とリンクした振付とボーカル担当の大沢さんの歌声、ダンス担当とは思えない歌唱力を持った羽澄さんのハモり。
今まで盛り上がっていたみんなも、あまりの凄さに「うわぁ」「やば…」なんていう簡単な言葉しか出てこなかった。
執拗いようだけど、俺的には振付が1番惹かれる部分で。
元々ワークショップにも行きたかったのに、すぐに枠が埋まってしまう。
それくらい、彼女の踊りには引き寄せられる何かがある。
「ありがとうございました！」
パフォーマンスに見惚れていると、いつの間にか終わっていて。
歓声やら拍手やらでスタジオが騒がしくなった。
トレーナーの皆さんもスタンディングオーベーションで絶賛していた。
そんな反応を受けた2人は、安心したような顔で手を握り笑い合っていた。
これは、オールAだ。
座っている練習生全員が思っていただろう。
「Aクラス＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿大沢花恋」
緊迫した状況の中、KENZOさんが告げた評価に大沢さんは泣いて喜んでいた。
「続いてBクラス＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿羽澄A」
今度こそ、唖然として誰一人として声を発せなかった。
あのパフォーマンスがBクラス…？
本人は「ありがとうございます」と深々お辞儀をしていた。
「パフォーマンスはもちろんよかった。個人としても歌、ダンス、表現力全部よかった」
これだけの肯定の言葉が並べられているのに何で…、
「ただ、今の羽澄はまだバックダンサーだよ」
羽澄さんは心当たりがあるのか、KENZOさんの目を見ながら頷いている。
「俺はダンスが好きだからさ、ダンスが上手い奴を見て楽しいなとは思う。でもさ、ダンスに興味が無い人に、見続けたいと思わせる何かがまだ足りてない」
「その何かは、俺にも分からないけど、この練習期間の内に見つけ出せると思う。羽澄なら」
アイドルを目指しにココに来たのに、ダンサーとして見られてしまう。
俺や洸人、翔也、他にもダンサーとして活動してきた人ならその残酷さが痛いほど分かる。
でも、彼女は分かっていたと言うかのような顔をして笑った。
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雪 - soonさん» ありがとうございます！ これからも応援しています！！ (2023年1月26日 23時) (
レス) id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
soon(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！そのように仰ってくださり本当に嬉しいです！お仕事前に1話でも更新できるよう頑張ります！笑 (2023年1月25日 13時) (レス) @page45 id: b8513acb6a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 初めまして！毎日仕事前にこちらの作品を読むのが日課になっています！笑 言葉遣いや雰囲気がとても好きです！！ 主様のペースでこれからも更新していただけると嬉しいです。応援してます！ (2023年1月25日 9時) (レス) @page45 id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soon | 作成日時：2022年12月28日 21時
