プレッシャー ページ40
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今日も1日中レミフラを踊って、疲れ果ててからホテルに戻った。
いつも以上に気合を入れて練習していたためお腹が空いていて、罪悪感を抱きつつもコンビニにご飯を買いに行った。
自分の部屋に帰るためにエレベーターに乗り、ドアが開いたことを確認してから降りる。
ん？誰だ…？
女子練習生のみの階を用意してもらっているため、男の人がいるはずがない。
でも、恐らく私の部屋の前でインターホンを鳴らそうとしているのは
『柾哉くん……？』
「あれ、Aちゃん？出掛けてたの？」
予想は当たっていたようで、私の声を聞いた柾哉くんがこちらを見る。
『ちょっとコンビニに。どうしたの？』
原則として、ちゃんとした理由がない限り男子練習生がこの階に来ることは禁止されている。
逆もまた然り。
その上今はもう0時を越えようとしている時間帯。
練習で疲れているため大体の練習生は寝ているだろう。
「明日のリハーサルのこと考えてたら不安になって、スタッフさんにAちゃんの部屋聞いて来ちゃった」
ごめんなさい、私の読解力がないのが原因か分からないけれど、どの流れで部屋に来ることになったか理解できないです。
「急に来ちゃってごめんね、Aちゃんも疲れてるもんね…やっぱり、」
『自由部屋、一緒に行く？』
目の前の柾哉くんの表情を見て、1人にしちゃいけない。
そう感じて、男女関係なく練習生が交流できるよう3部屋用意されている自由部屋へ誘った。
時間も時間なため誰も使っている練習生はおらず、すんなりと入ることができた。
『柾哉くんもご飯食べる？お腹空いてたら色々と……えっ、』
選んでもらおうと袋の中身を出しながら話しかけていると、急に腕を引っ張られた。
気が付いたときには既に柾哉くんの匂いに包まれていて。
正直驚きとかよりも混乱で、何が何か分からなかった。
『柾哉くん？……大丈夫だよ、大丈夫。何も話さなくてもいいし、話したくてもゆっくりでいいから』
背中に回った手の震えに気付いて、取り敢えず落ち着くまで待つことにした。
さっき、明日のことを考えてたらって言ってたから。
多分センターのことなんだろうとは思う。
「ごめん、Aちゃんにこんな…、」
『謝る必要ないよ。むしろ頼ってくれて嬉しいくらい』
少しでも柾哉くんの心を繋ぎ止められるように。
肩の荷が下りるように。
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雪 - soonさん» ありがとうございます！ これからも応援しています！！ (2023年1月26日 23時) (
レス) id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
soon(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！そのように仰ってくださり本当に嬉しいです！お仕事前に1話でも更新できるよう頑張ります！笑 (2023年1月25日 13時) (レス) @page45 id: b8513acb6a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 初めまして！毎日仕事前にこちらの作品を読むのが日課になっています！笑 言葉遣いや雰囲気がとても好きです！！ 主様のペースでこれからも更新していただけると嬉しいです。応援してます！ (2023年1月25日 9時) (レス) @page45 id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soon | 作成日時：2022年12月28日 21時
