一緒に ページ23
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2日目もあと少しで終わってしまう。
2日間なんてほんの少しの時間かもしれないけど、Bクラスの皆には本当に沢山支えてもらった。
何回かの練習を終えて寝て、明日を迎えたらもう再評価で。
きっと、このメンバーで練習することはもうなくて。
「Aさん、不安？」
色々と考えていると、動きは自然と止まってしまっていた。
そんな私を見て心配してくれたのか、藤牧さんが声を掛けてくれた。
『もちろん、不安ですよ。藤牧さんは違うんですか？』
「俺だって不安だよ。ただ、みんなが俺に教えるために費やしてくれた時間を無駄にしたくないから」
テルマさんのレッスンの時の、ネガティブで溢れていた藤牧さんは目の前にいなかった。
覚悟を決めたような顔付き。
『藤牧さんって思ってたより熱いですよね、負けず嫌いというか？』
クールに見えるけど、実は人情深いし納得がいくまで練習を止めない。
「それは褒めてるの？」
薄っすらと笑みを浮かべながら聞いてくる。
『褒めてますよ、熱い人ってカッコいいじゃないですか』
「Aさんさ…、そういうとこあるよね」
『え？』
正直な感想を言っただけなのに…、カッコいいとか普通は言わないものなのかな？
ダンスの講師をしていた時、スクールの子たちを褒めるためにそういう言葉を沢山使ってきたから、あまり抵抗がない私には分からない。
『…一緒に行きましょうね、Aクラス』
「Bのみんなで約束したからね、上がらないと」
「2人で何話してんの？」
俺のこと置き去りにして…、とジト目で見てくる�眥佑気鵝�
『一緒にAクラス上がりましょうって言ってただけですよ』
「それは2人だけじゃなくてみんなでの約束でしょ？」
後ろから柾哉くんの声が聞こえて振り向くと、Bクラスのメンバーが集まっていた。
「また京介抜け駆けしてるやん」
「みんなで、Aクラス行こう」
「改めて言葉にすると高まるね〜」
古瀬くんも、テコエさんも、翔也くんも。
「頑張って仕上げへんとな〜」
「もうちょっとだけ練習したいね」
海帆くんも、裕太も。
「みんなに追い付けるように頑張ります」
「まだまだだけど、Aクラス行きたいです」
遥貴も、健くんも。
「ボーカルは不安だけど頑張る！」
「逆に私はダンスやばいけど…ね、」
「今からドキドキしてきた…！」
麗ちゃんも、和奈さんも、紗莉ちゃんも。
全員で一緒に、上がれたらいいな。
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雪 - soonさん» ありがとうございます！ これからも応援しています！！ (2023年1月26日 23時) (
レス) id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
soon(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！そのように仰ってくださり本当に嬉しいです！お仕事前に1話でも更新できるよう頑張ります！笑 (2023年1月25日 13時) (レス) @page45 id: b8513acb6a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 初めまして！毎日仕事前にこちらの作品を読むのが日課になっています！笑 言葉遣いや雰囲気がとても好きです！！ 主様のペースでこれからも更新していただけると嬉しいです。応援してます！ (2023年1月25日 9時) (レス) @page45 id: 80f4887f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soon | 作成日時：2022年12月28日 21時
