陰キャ極めた私と、神様。【刀剣乱舞】 (ページ5)

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刀5 ページ5

中にいたのは
いろんなタイプの、でもみんな美形、
そして全員知ってる。

画面越しに、私は彼らを知ってる。

そんな彼らの視線が私に注がれる。
1拍置いて、「あるじさま…」と目の前に現れた白くてふわふわした髪型の彼が声をかけてくれた

「五虎退……」

「目が覚めて、よかったです…」

涙目で、でも安心したように笑う私の初鍛刀がいた。
彼の言葉を皮切りに、他の刀たちも私の目の前にわぁｯと来た

「本物のあるじさんだ！」
「ご無事で何よりです、主君！」
「心配したんだぜ、大将」
「もう三日も寝てたんだからな！」
「心配で心配で、夜も眠れなかったんだよご主人様…！」
「まったく主が僕たちを心配させてどうするんですか…」

私を取り囲み。主、主と言葉をかけてるれる
いや。嬉しいよ？
夢だとしてもずっとあってみたかった彼らにこんなこと言われて。

でも、私は聖徳太子じゃないから！！！
皆のはなし聞き取れないんだよなぁ！？

「おい、そこまでにしておけ」

一人のその声に、みんながｽｯと黙った

「会えて嬉しいのはわかるが、そんなにつめ寄ったら困惑するだろうし
何より、起きたばかりなんだ。」

以前は布でほとんど見えなかった金髪に、青と緑っぽい目。

「そういうあなたも、あるじさまにあえてうれしいくせにー…」

「確かに、嬉しいが……」

「ほーら、初期刀として、主になんかいったら？」

私の初期刀。

「……無事で安心した。」

「山姥切国広…」

こんなにも良い夢を、私なんかが見ても良いのだろうか。