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刀4 ページ4

「驚いて声もでないか?」


それより長谷部の上からどいてやれよ
なんて言おうとしたらからだが浮いた


「は!?」

「よしっ、長谷部が起きる前に行くぜ!」

「いや、どこに!?」

「おっと、舌噛むぜ!」


私の質問を無視するな!!という前に真っ白オバケこと、鶴丸国永は私を横抱き(お姫様抱っこともいう)をして走り出した

待って、これすごい怖い!!
落ちそうで怖いし、怖いくらい顔の整った鶴丸国永が近くて怖い!!!


「ッ、待て!!鶴丸国永!!!!」

「ははッ、追いかけてこいよ!」


機動としては、機動オバケと一部で言われている長谷部の方が速い。
の、だが…


「ぅおっ!!」


長谷部は突如消えた。


「落とし穴仕掛けておいてよかったぜ!」


鶴丸の策略らしい。
だが言わせろ、お前が仕掛けた場所は廊下の床だぞ?
床に落とし穴ってどうやって作ったんだよ!!


「おのれ…鶴丸国永ァ!!」


*


「よしっ、ついたぜ」


鶴丸はあるひとつの部屋の前で止まった。
そして私をゆっくり下ろす

「さて、早速入ろうぜ」

「いや、ここどこ!?」

「大広間だ。集会や飯の時は大体ここに集まるんだ」


準備は良いか?なんて悪戯っ子のような笑みを浮かべる。

よくねぇよ。心の準備もできてねぇよ。

私が答えるよりも前に、鶴丸は襖を勢いよく開けた
私に聞いた意味!!!!



.

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作者名:鬼灯 | 作成日時:2018年12月23日 0時

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