憂鬱のお嬢様-3-【SERVAMP】

73.本当の日常 ページ8

「……夢か」



ボサボサになった髪をかきながら椿は布団からでる。
時計を見ればお昼を少し過ぎたくらいの時間だった。


.


「おはよう」

「おはようじゃないよォ〜いつもよりつばきゅん遅いからボクつまらなかったしィ」



リビング代わりにしている部屋には既に全員いたようだ。
ベルキアは椿が来たとたん駆け寄って文句を言ってくるが「はいはい」と軽く椿は流した。



『椿…』

「おはよう、A。」



ソファーでオトギリとTVを見ていたAは椿の方を振り向く。
そんな彼女の頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細めた。



「あー…椿さん、スミマセン。A借りてもいいっすか?」


限界が近いんで…と申し訳なさそうに話す桜哉は目線をなるべく椿と会わせないようにした。



『ん…分かった。』

「えェｯ〜!!Aきゅん、桜哉ばかりずるいよォ〜！ボクだって最近人襲ってないし
血ィ飲みたいよォ★」

「お前は最近Aの血、飲んだだろ」



立ち上がるAにボクもボクも！と駄々をこね出すベルキアに
桜哉がそう指摘だしをするとベルキアは「桜哉の癖にィ〜」と拗ねる。




これが本当の、彼女の日常。




*+*

夢主は主にベルキアに血を吸われます(本人は血を提供している感じとしか思っていない)
大体血を数頻度はランクにするとこんな感じ


一位、ベルキア
二位、桜哉
三位、オトギリとシャムとヒガン(自分から申請するのが難しく我慢するタイプ)
四位、他の下位吸血鬼。(たまに欲しい子が部屋に来る感じ)


圏外、椿さん。


椿さんが圏外なのはのちほど


.

番外編:吸血→←72.始まりの会話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー真祖

ワールドエンド

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す