憂鬱のお嬢様-3-【SERVAMP】

79.カウントダウンの開始前 ページ21

『…ん、椿、椿』


真昼が漸くC3から脱出した頃、窓から外を眺めていたAは椿の名を急かすように言った


『見えてきた、ほら…』

「あはｯ、本当だ…もう人に着き始めたのもいるよ?」

『…いっぱい出てきたね。"灰塵(ジン)……』



まるで塵のように街中にあるそれを椿とAは嬉しそうに見つめた。




吸血鬼にとって生きやすい環境へと、造ったのだ。




「あｯ、そうそうA!今日は記念すべきカウントダウンの日だよ！



漸く、葬儀の会場ができた……。
先生も、きっと喜んでくれるはずだ……」



サングラスあの奥で赤い瞳が輝く。
純粋に喜んでいるように見えるそれをAはただただ見つめた。



『そう…。楽しみだね、椿。』



そう微笑みながら言えば、「うん」とすぐさま返事が帰ってきた




―――世界は変わりつつある。


―――抑止力(C3)は封じた。



―――あと残すのは……





『(サーヴァンプ…7人だけだ)』




.

80.悪循環→←78.手に入れた真実の味

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー真祖

ワールドエンド

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す