鬼火が四十一 ページ42
Aside
いやしかし、この子らも変わらないな
全く、愛しいものよ
『さて、二振りの許可も貰った事だし、直すよ?(パチンッ』
歌仙「!?一瞬で…!」
燭台切「……暖かい霊力だね。神力が混ざってるけど…」
混ざった神力に困惑しているが、まあこれで手入れ終了か
はは、1日で終わったなぁ
数珠丸「母上の霊力に触れるのは久々ですね」
鬼丸「あぁ…あの頃と変わらない、強く穏やかな霊力だ」
『ふふ、今まで良く頑張ってきたね、数珠丸、鬼丸』ナデナデ
この子達は優しい付喪神だ
だから、皆が皆を庇い合う
特に天下五剣である子らは、その称号故に責任感が強い
強くて、その分脆い
抱えてしまわぬよう、見ててやらないとなぁ
形を成すほどに人に愛され、人を愛した子らだ
その愛が、想いが、憎しみに変わることが無いよう
願うばかりだな
無論、ただ祈るだけのつもりは無いが
鬼丸「//母様、俺たちはもう子供じゃない」
『子供は皆そう言うんだよ』
数珠丸「母上……//」
やれやれ、三日月と大典太は分かりやすく甘えただが
この二振りは寂しがりやの癖して甘え下手だ
まぁ、その分甘やかし始めればべったりなんだけど(笑)
鶯丸「A、そろそろ説明してやってくれ。他の者がついてこれていないぞ?」
おっと、私の事を知らない刀剣がポカンとしてるな
そりゃそうか
『はは、悪いね。私は今日からここの審神者になったAだ
同派なんかから名前を聞いたのもいるだろう?』
その言葉に、鶴丸、小狐丸、膝丸、一期、大包平、江雪、山伏、和泉守
他にも聞いていたのかちらほら反応を示した
鶴丸「てことはお前が三日月達の母君か!こいつは驚きだ!」
『おや、確か五条のの雛鶴だね。ふふ、成る程。五条のが小さい頃によう似てるなぁ』
鶴丸「雛!?」
『そりゃねぇ。まぁ小烏と鶯と比べれば一番雛らしいな』クスクス
鶯丸「A……」
当たり前だ、お前らなんぞまだまだ雛鳥よ
『ふふ、まぁ私は別に君らに何かを強要したりさないさ
望むとしたら……それは君らの心からの笑顔と安らぎだね
警戒するのは一向に構わないよ。こちらはいつでも受け入れ可能だからね』
さて、どうくるかな?
私はどう来られても構わないよ?
どう来ようが、関係なく愛でるだけよなぁ
口調が変わってる?
ああいや、こちらが素だったりするのよ
まぁ名残よなぁ
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みるくるみ - 面白かったです。一時間で見終わってしまいました。続きが楽しみです。 (2022年11月27日 15時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 面白かったです!トラウマ?よき、続き待ってます! (2021年5月14日 2時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - めっちゃ面白いっす!更新待ってます! (2020年11月22日 16時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - はじめまして、あかりです(*^^*)続き凄く気になります!!更新頑張って下さい!!!応援しています!!((o(´∀`)o))ワクワク (2020年9月16日 23時) (レス) id: 3affdc3391 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 暦さん» ありがとうございます。ブラックをホワイトにしたら鬼灯もちゃんといれていくので、待ってて下さい。(待たせて済みません…) (2020年5月13日 12時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零月 | 作成日時:2020年4月19日 17時