検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:118,976 hit

番外編*Happy Birthday!4 ページ39

深「あー、ごめん、もういい。」
『え?』
中原さんについて説明するとなると、此れだけじゃ足りないんだけど。

深「取り敢えず一通り一周するか。………そうたな、服に気を使う人なら、アクセサリーとかどうだ?」
『アクセサリー?』
深「嗚呼。最近は、男でもネックレスとか指輪とか普通だからな。」
『なるほど…良いかも。』

ブレスレットや指輪は戦闘の邪魔になるし…となるとイヤリングかネックレス。中原さんはいつもチョーカー着けてるから、ネックレスの方が良いかな。一層の事、この前のお返しにチョーカーでも………でも、あの人あのチョーカー取るときあるのかな。


1人で考え込んでいると、上から呆れたような笑い声が降って来た。
深「ホント、津島はその人の事が好きなんだな。」
ちょ、え、
『ななななに云って、』
深「違うのか?」
『………違くない、けど………何で、』
深「そりゃ判るさ。さっきから、津島真剣に考えてるからな。顔も赤いし。其れだけその人が大切、つまりは好きって事だろ。」
真剣に……だって、渡すからには喜んで欲しいから。

そうだね。うん。
『うん。………好き。好きだよ。誰かをこんなに好きだと思ったのも初めてなんだ。………なんか、恥ずかしいね。』
深「そうか?ま、手伝いがいがあるけどな。気合い入れて探そうぜ。良い贈呈品。」
『うんっ!』



*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。. .。.:**・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。. .。.:*

あーでも無いこーでも無いとモール内を歩き回る事、早二時間。

流石に、そろそろ帰らないとお仕事が…

『なんか、此れだって云うのが無いなぁ』
深「嗚呼、もうこんな時間か。あんまり遅くなるのも駄目だよな。取り敢えず、今日は此処らへんにしとくか。」
『ありがとね、付き合ってくれて。』
深「良いよ。どうせ帰ってもやる事ないし。其れに、真剣な津島見てたら絶対良いもの見つけてやりたくなった。」
『深山君も、人の事云えないぐらい真面目だよ。』
深「そうでもねぇよ。」
少し照れたように笑う深山君は、少しその表情が中原さんに似ていた。

本当、何が良いんだろう。贈呈品。


そうして、もう別れようかと云うその時。

番外編*Happy Birthday!5→←番外編*Happy Birthday!3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
307人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あぽー - すみれさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。頑張ります^ ^ (2018年1月18日 1時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます!! (2018年1月13日 22時) (レス) id: 376cb507e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あぽー | 作成日時:2018年1月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。