番外編*Happy Birthday!4 ページ39
深「あー、ごめん、もういい。」
『え?』
中原さんについて説明するとなると、此れだけじゃ足りないんだけど。
深「取り敢えず一通り一周するか。………そうたな、服に気を使う人なら、アクセサリーとかどうだ?」
『アクセサリー?』
深「嗚呼。最近は、男でもネックレスとか指輪とか普通だからな。」
『なるほど…良いかも。』
ブレスレットや指輪は戦闘の邪魔になるし…となるとイヤリングかネックレス。中原さんはいつもチョーカー着けてるから、ネックレスの方が良いかな。一層の事、この前のお返しにチョーカーでも………でも、あの人あのチョーカー取るときあるのかな。
1人で考え込んでいると、上から呆れたような笑い声が降って来た。
深「ホント、津島はその人の事が好きなんだな。」
ちょ、え、
『ななななに云って、』
深「違うのか?」
『………違くない、けど………何で、』
深「そりゃ判るさ。さっきから、津島真剣に考えてるからな。顔も赤いし。其れだけその人が大切、つまりは好きって事だろ。」
真剣に……だって、渡すからには喜んで欲しいから。
そうだね。うん。
『うん。………好き。好きだよ。誰かをこんなに好きだと思ったのも初めてなんだ。………なんか、恥ずかしいね。』
深「そうか?ま、手伝いがいがあるけどな。気合い入れて探そうぜ。良い贈呈品。」
『うんっ!』
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あーでも無いこーでも無いとモール内を歩き回る事、早二時間。
流石に、そろそろ帰らないとお仕事が…
『なんか、此れだって云うのが無いなぁ』
深「嗚呼、もうこんな時間か。あんまり遅くなるのも駄目だよな。取り敢えず、今日は此処らへんにしとくか。」
『ありがとね、付き合ってくれて。』
深「良いよ。どうせ帰ってもやる事ないし。其れに、真剣な津島見てたら絶対良いもの見つけてやりたくなった。」
『深山君も、人の事云えないぐらい真面目だよ。』
深「そうでもねぇよ。」
少し照れたように笑う深山君は、少しその表情が中原さんに似ていた。
本当、何が良いんだろう。贈呈品。
そうして、もう別れようかと云うその時。
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あぽー - すみれさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。頑張ります^ ^ (2018年1月18日 1時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます!! (2018年1月13日 22時) (レス) id: 376cb507e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぽー | 作成日時:2018年1月2日 1時