番外編*Happy Birthday!3 ページ38
3日後
学校にて
『あ"ぁぁぁーーーーー』
朋「なになに、どうしたの辺な声出して。」
『何でもない…』
朋「嘘つけ」
『うん、嘘。何でもある………』
今私を悩ませている問題はただ一つ。
『誕生日プレゼント決まらない…』
そう、中原さんへの誕生日の贈呈品が決まらない事だった。
中原さんの好きなものはいくつか思いつくけど、しかしどれも微妙な気がする。葡萄酒の良し悪しは判らないし、服も正直一回しか私服見た事ないから趣味もよく判らないし………つまり、何も判らずお手上げ状態。
朋「誕生日ねぇ………ああ、もしかして、例のあの人?青春だねぇ。」
『………///』
朋「……ふうん。Aも随分素直な反応するようになったわね。」
『す、素直って…』
朋「顔真っ赤。」
『………うぅ。だって、一番いいものを贈って喜んで欲しいんだもん…』
朋「へぇ。………んじゃあれは?プレゼントはわ、た、し、みたいな。」
『い、意味わかんないし!』
それってちょっとアブない流れでは…いや別に中原さんなら良いけど……
ってそう云う訳じゃなくて、嗚呼もう朋子のやつ何云ってんの?!
『ほんと、どうしよう……』
?「どうしたよ、難しい顔してさ。」
話しかけてきたのは、同じクラスの深山君。中学からクラスが同じになることが多くて、男子の中でも特に仲が良い。
朋「あ、深山。おはよ。」
『おはよう深山君。……あ、そうだ!』
唐突に、脳内にあるアイデアが浮かんだ。
『ねぇ、今日の放課後暇?』
深「ああ、まぁ……今日部活無いし。」
『ちょっと、付き合ってくれない?』
深「良いけど、どこ行くんだよ?」
『なーいーしょ!んじゃよろしくねー!』
判らない男性のことは、同じ男に聞いて仕舞えば良いのだ!
放課後
深山君を半ば無理矢理連れて来たのは、学校からほど近いショッピングモール。此処ならどんなお店もあるから、歩いていれば何かある筈。
深「へぇ、お世話になっている人に誕生日の贈呈品ねぇ。いいんじゃないか?真面目な津島らしいな。」
『そうでも無いよ。……でね、喜んで貰えるものを渡したいんだけど、良いのが思いつかなくって………男の人って、何が欲しいの?』
深「そりゃ、人によるけど………その人、どんな人なの?」
『えっとねー………歳は二十代前半で、小柄だけどすごい強くて、外国の人みたいな髪と目の色で、ちょっと強面だけど童顔で、優しくて真面目で面倒見が良くて、基本何でもできて、お洒落で帽子が好きで、其れから、
番外編*Happy Birthday!4→←番外編*Happy Birthday!2
307人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あぽー - すみれさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。頑張ります^ ^ (2018年1月18日 1時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます!! (2018年1月13日 22時) (レス) id: 376cb507e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あぽー | 作成日時:2018年1月2日 1時