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103.るんるん ページ12

一ヶ月後


SideN

Aが異動になってから早一月と少し。流石にあいつが居ないのにも慣れたが、如何にも物足りねえ。

と、そんな時。俺の元に朗報が舞い込んだ。


部下によって届けられた、首領からの次の任務についての書類。

その中の、任務参加者の欄には。



黒蜥蜴の文字があった。


思わずガッツポーズをしてしまったが、部屋に誰も居なくて良かった。


色々な仕事をさせると云う目的があるから、この任務にも必ず参加させる筈。まして、この潰す予定の組織は数が多く、異能者が居ると云う情報も在る。

嗚呼、久し振りに彼奴と仕事ができる。そう考えると、如何しても、無意識の内に心が浮き出し立っちまう。



………いけねえな。こりゃァ仕事だ。一時間後には打ち合わせの予定なんだから、幹部のこんな腑抜けたるんるんな姿晒すわけにはいかない。






なんて、そわそわ待ってた俺は、完全に完璧に裏切られた。別に、誰にって訳じゃねえけど。







中「何で………」

なんで手前は居てAは居ねえンだよっ!

中「芥川手前此の野郎………」
芥「僕が何か?」
中「何で手前が此処に居る……遊撃隊は関与してねぇだろ?」
芥「僕も先程知らせを受けました。敵の規模が大きい故、遊撃隊からも少し人員を出せと。その代わり、此方の仕事はA達に任せて居る。」

何でその命令が指揮官である俺ンとこに来てねえんだよ……いや其れはもう良いけど。

広「其方には銀を付けてある。心配は要らない。」

否、心配とかそう云うンじゃねえんだよ。

芥「樋口も向こうに回してありますし、さして難しい任務でもありません。Aの実力なら問題は無いかと。」

だから、問題があるとか無えとかは関係無く………まぁいいか。此奴らに云って如何成る訳でも無し、駄々は捏ねられない。


中「はァ………もう良い、打ち合わせしてとっとと片付けンぞ。」
「承知」「はいっ!」「了解した。」「判りました。」



悪い奴等じゃ無えンだ、うん。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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あぽー - すみれさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。頑張ります^ ^ (2018年1月18日 1時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます!! (2018年1月13日 22時) (レス) id: 376cb507e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぽー | 作成日時:2018年1月2日 1時

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