91.変わらない朝 ページ43
中「今日は疲れたろ。明日の準備もあるだろうし、もう帰って良いぞ。」
『良いんですか?』
中「おう。手前は今日一番の功労者だしな。」
『……では、お言葉に甘えさせて貰います。お疲れ様です。』
中「嗚呼。」
なんだ、今日はさらっと帰るンだな。
中「A。」
なんだか名残惜しくて、扉に手を掛けたAを呼び止めた。
『はい?』
中「とっとと数こなして、経験増やして早く帰って来い。」
『!!
………はい!勿論です!』
俺の言葉にとても嬉しそうな顔を見せたAは、失礼します、と云って出て行った。
俺、今凄ェ恥ずい事云ったな。
SideT
パタンと扉を閉めると、途端に顔中に熱が集まって来た。
早く帰って来いって!
少なくとも、それだけ必要とは されてるって事だろうか。
ああ、そっか。明日から暫く中原さんに会えないんだ………寂しいな………
多少なりとも、中原さんも同じ気持ちだったら良いなぁ、なんて。
__なんて私の杞憂は外れて、中原さんは翌日、普通に迎えに来た。
『………良いんですか?』
中「何がだ?」
『だって、私今日から黒蜥蜴所属ですよ?お仕事関係無いですよ?』
中原さんが過保護とはいえ、一応は仕事があるからと態々迎えに来て貰っていたのに。
今朝だって、何時もの時間に私の部屋に来てくれたし。
あれ?
そういえば、帰りはまだしも、朝は毎日送らせてる?然も、朝って仕事関係無い………
中「まぁ良いだろ、これぐらい。」
良いのかな?
まぁ、中原さんが良いなら良いか。
『ありがとうございます。』
私は中原さんに会えて嬉しいし。
事務所に帰って着替えた後、黒蜥蜴の集まるという部屋に向かった。前に挨拶に行った彼処がそうらしい。
それにしても。
ここのフロア、暗くない?
『失礼します、津島です。』
扉をノックすると、はーい、と返事が来た。
『こんにちは。本日から暫くお世話になります。よろしくお願い致します。』
立「あー、いいいい。そう云う堅苦しいのは。今爺さんも居ねえしよ。」
『広津さんいらっしゃらないんですか?』
立「嗚呼、まぁすぐ戻るだろうぜ。首領に呼ばれててな。多分、この後仕事入るぜ。」
『そうなんですか。………其れで、私は何を?』
立「ん?………あー、さぁ。銀、どう思う?」
銀「………?」
首をかしげる銀ちゃん。本当にがれさんの前以外じゃ喋らないんだなぁ。
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あぽー - コメントありがとうございます!最近ちょっと停滞してて…すみません……… (2017年12月19日 18時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
雪影(プロフ) - すごく面白いです!!更新楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!!応援してます!! (2017年12月18日 18時) (レス) id: ef1099cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - 椎名唯乃さん» ありがとうございます!ぼちぼちですが更新していくので、今後とも是非ご贔屓に( ´∀`) (2017年12月16日 0時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
椎名唯乃(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 490a476d52 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - ぶっちゃけ、アニメ本編10話のアレが有りなら何でもアリなような気が…します。 (2017年12月11日 19時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぽー | 作成日時:2017年11月18日 1時