86.やる気満々 ページ38
数分後、鳴り止んだ轟音に、任務完了を知る。
然し。
「中原幹部っ!」
おや、何かトラブルかな?
中「何だ」
「報告します!死体の数が資料より足りません!」
え、其れ拙くない?一人も逃しちゃいけないんだよね。
中「はァ?足りねえだァ?数え間違いじゃねえだろうな。」
「何回も数えましたから間違い有りません。誰がどう数えても三人分足りないんです。」
中「資料の方が間違ってる可能性は?」
「首領直々に渡されたものでは?」
中「嗚呼…そうだな。間違ってる訳無えか。………おいA。今何処だ?」
お、漸くお仕事でしょうかね?
『はい。そちらの倉庫の隣の廃ビルの屋上です。』
中「嗚呼、丁度だな。逃げた奴は居たか?全部で三人だ。」
『いえ。人間は愚か猫の子一匹出て来てません。慥かです。』
中「そうか………未だどっかに潜んでる可能性もある。よく見とけよ。」
『はい!』
目を凝らして辺りを見回す。と、視界の端に何か動くものが。
慥かに三人組だけど、何であんな離れた所に?
取り敢えず早く報告しなきゃ。
『中原さん、発見しました。中年男性三人、そこから二つ隣の倉庫の外、F3地点です。服装から見て、凡そ間違い有りません。目的地は…この方向からすると、恐らく港、船の発着場かと。然し、何であんな所に…』
中「二つだと?…っチッ、隠し通路でもあったのか…?糞、今F3じゃ間に合わねえ………A、追えるか?」
!!!
来た来た来た来たキタぁーっ!
『はい勿論です!お任せくださいっ!』
初仕事!
ビルから飛び降り、屋根伝いに敵を追う。ん、中々足速い。
然し此れを逃せば、きっと中原さんの責任に…
其れは拙い。何としても回避しなければ。
駆け乍ら、上着の内衣囊を探る。入っているのは、一応持たされている拳銃が一丁。
ライフルじゃ無いんだから、此処から撃ったって………
否、でも若しああ使えれば…
ふふふ、良い事思い付いた♪
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あぽー - コメントありがとうございます!最近ちょっと停滞してて…すみません……… (2017年12月19日 18時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
雪影(プロフ) - すごく面白いです!!更新楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!!応援してます!! (2017年12月18日 18時) (レス) id: ef1099cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - 椎名唯乃さん» ありがとうございます!ぼちぼちですが更新していくので、今後とも是非ご贔屓に( ´∀`) (2017年12月16日 0時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
椎名唯乃(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 490a476d52 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - ぶっちゃけ、アニメ本編10話のアレが有りなら何でもアリなような気が…します。 (2017年12月11日 19時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぽー | 作成日時:2017年11月18日 1時