52.武装探偵社 ページ4
SideN
後処理を軍警に任せ、探偵社に戻る。勿論、その女の子も連れてだ。話してみるとやっぱり唯の高校生で、国木田さんによるとかなりの名門校らしい。名前を、津島Aと云った。
探偵社に着くと、依頼で居なかったはずの太宰さんと谷崎さん、ナオミさんが戻って居た。
敦「ただいま戻りました！」
谷「お帰りなさい。」
谷崎さんが声を掛けてくれた。
ナ「あら敦さん、その方は？」
敦「えっと、何というかその、」
「「？」」
国「協力者だ。今回の事件のな。」
谷「え？銀行強盗だったんじゃあ、」
敦「凄いんですよ！拳銃持った犯人を投げ飛ばしたんです！」
『え、いえいえそんな大層なことは』
慌てるAさん。でも、やったじゃん。
国「本当の事だろう。」
太「へぇ、それは興味深いね。」
ソファでだらけていた太宰さんが話に加わる。
『私はその、異能力が少しばかり使えるだけで。』
十数人の人質を救ったというのに、何処までも謙虚な人だなぁ。
ナ「どんな異能をお持ちなんですの？」
そうそう、其れはずっと気になっていた。
国「そういえば聞いていなかったな。」
『えっと、簡単に云いますと…コピィです。異能力の。』
異能の…‥コピィ？
そんな異能力があるものなのか。
国「嘘だろ…」
国木田さんも絶句して居る。あの太宰さんでさえも、驚いた様な表情をしているし。
『見てもらった方が早いでしょう。えぇと、敦さん、でしたっけ？』
敦「あっはい！僕が何か？」
『どんな異能をお持ちで？』
敦「月下獣と云って、虎に変身する異能です。自分でも余りうまく使えていないんですけど。」
社長の異能でも、完全に制御するには至っていない。
『一寸、使ってみてもらえますか？』
敦「え？まぁ、いいですけど」
よく判らないけれど、取り敢えず腕を虎化させる。
『うわぁ！凄い！もふもふですね！』
と云って虎の腕を撫でる。
敦「あの、」
『嗚呼！失礼しました。此れで、コピー完了です。』
特に触っただけの様な。
『異能力『風の便り』…擬似、月下獣。』
そして、言葉と共にAさんの腕が虎に。
敦「ほ、本当だ」
国「触っただけ…だよな」
『はい。異能を使用している時に本人、及び異能によって産み出されたものに触れると、その異能を複製出来ます。一度コピーすれば何度でも好きな時に使えますが、その異能についてきちんと理解していないといけないのが難点です。』
これは、凄い異能に出会ってしまった。
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あぽー - コメントありがとうございます！最近ちょっと停滞してて…すみません……… (2017年12月19日 18時) (
レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
雪影(プロフ) - すごく面白いです！！更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！！応援してます！！ (2017年12月18日 18時) (レス) id: ef1099cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - 椎名唯乃さん» ありがとうございます！ぼちぼちですが更新していくので、今後とも是非ご贔屓に( ´∀｀) (2017年12月16日 0時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
椎名唯乃(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年12月15日 22時) (レス) id: 490a476d52 (このIDを非表示/違反報告)
あぽー - ぶっちゃけ、アニメ本編10話のアレが有りなら何でもアリなような気が…します。 (2017年12月11日 19時) (レス) id: d7427a48c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぽー | 作成日時：2017年11月18日 1時
