弐拾八話 ページ38
※すいません、ここから、セリフの前のキャラ名は省略させていただきます。
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「どうしたの、いっちゃん」
「あ、芥川先輩がっ…」
いっちゃんは顔面蒼白、この言葉を発するのもやっと、という状況だ。
それで私はすべて察した。
「人虎くんとの戦闘だね？わかった、いっちゃん、休んでて。」
「っはい…すいません…」
いっちゃんの顔つきは暗い。やっぱりそうだろう。敬愛する、もう恋しているといっても過言ではないのは私もわかっているから。
「ははっ、こんなこと、考えてる場合じゃないや」
正直、私もかなり動揺していた。でも、そんなの、龍之介の痛みに比べれば…
「失礼します」
「来ると思っていたよ」
「はい、龍之介…芥川は…」
「気になるよね、やっぱり。」
首領の部屋に入ると、首領はこちらを見てニコリと笑った。その笑みは、普通の笑みじゃない。
「当然のこと。」
「エリスちゃん、ちょっと奥に居てくれるかい？ケーキ食べてていいから」
「わかったわ。」
「ちょうど報告がきたところさ。彼は…上腕・大腿筋断裂、全身�掬拉�傷、下顎骨剥離骨折、前頭骨・胸椎裂離、頸部靭帯損傷、……あとは、昏睡。」
どんどん並べられていく怪我名。
「そんなに…」
「そうだよ。でも、彼は頑張ってくれたからね。」
「っ……」
私の能力で、【
「ちなみに、君の異能力は使わせないよ？すぐにばれるし。」
「お見通し、ですか。」
私は、ははっ、と自嘲的に笑った。本当に敵わない。
「後程、拷問結果をまとめてお渡しします。」
「うん、よろしく。そうそう、地獄への道を、もっと極めてね？」
つまりは、異能力をもっとコントロールできるように、と。訓練が足りない、と。
「
「あ、言い忘れていたけど、芥川くんがつぶしたカルマ・トランジットが傭兵を集めているようだよ？」
首領は切り捨てるおつもりだ。それを悟ったから。
「そうですか。残念ながら、私には任務が有りますので。」
「そうかい、ん、じゃあ、伝えたから。」
「失礼しました。」
重苦しい空気から、いち早く逃げたかった。龍之介に、会いに行きたかった。私は首領室を出た。
そして、夜のヨコハマへ駈け出した。
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よりどりみどり(プロフ) - konoha@早く冬になって欲しいさん» ありがとうございます！！ (2016年8月7日 18時) (
レス) id: 8c04121b66 (このIDを非表示/違反報告)
konoha@早く冬になって欲しい(プロフ) - よりどりみどりさん» 参加して下さりありがとうございます!見に来ました〜!これからも更新頑張って下さい!応援しています! (2016年8月7日 13時) (レス) id: 48215daa06 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - よりどりみどりさん» 太中、楽しみにしてます!!…小説は、リクエスト募集、してますよ…(笑)閲覧楽しみにしてます!! (2016年7月25日 20時) (レス) id: a1ea94109f (このIDを非表示/違反報告)
よりどりみどり(プロフ) - あややんさん» 初コメありがとうございます！おお！森福…考えたことは有りますが、余り想像できない……次、太宰が捕縛されていて、ＶＳ中也のシーンなので、太中を…と笑薔薇小説ですか！是非、読ませていただきます！ (2016年7月25日 20時) (レス) id: 8c04121b66 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - 太中もいいですが森福も良いし…うまいです!!ありがとうございます!!更新楽しみにしてます!!もし良かったら…ですが『文豪×薔薇』という薔薇短編小説もしていますので…(笑) (2016年7月25日 18時) (レス) id: a1ea94109f (このIDを非表示/違反報告)
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