廿話 ページ30
次の日の昼頃。
龍「行ってくる。」
貴「ん?ああ、鏡花の居場所がつかめたの?」
龍「発信機がついているからな。もとより、彼奴の任務は“餌”」
貴「成る程?人虎くんが一緒にいる、と。」
龍「人虎はそういうものだ。」
貴「行ってらっしゃい。」
ふと、嫌な予感がした。
貴「もし、大怪我とか、死ぬとか、あったら、私を裏切ったと見なすからね?」
龍「裏切りは最も重い罰として地獄では扱われる、か。」
貴「そういうこと。心配なんだからね?頑張って。」チュッ
龍之介は、そういっていっちゃんをつれて山手の方へ向かっていった。
柳「拷問の準備、整いました。」
貴「了解。いこうか、柳くん!さて…どう楽しもうかなぁ?」
そして、座敷牢へ向かう。
貴「うふふ、昨日ぶりだね?よく眠れた?」
ボス「んなわけねぇだろ」
貴「私は寝れるよ?だって、眠らなきゃあ、耐久力が劣るじゃない?それに……拷問はするのもされるのも、訓練したからねェ。」
柳「始めます。」
貴「ふむ。まず、君はなぜ此のマフィアに従った?」
ボス「はっ!そんなこと聞いてなんになる?」
貴「さっさと答えろ。愚図。じゅーう、きゅーう、はーち、なー……」
ボス「マフィアの軍事力で守って貰うため!それと、金だ!」
貴「ダウト。」
柳「それだけじゃない、ですね?……【ケルベロス】」
男のマフィアの傘下入りしたときの過去が流れる。
貴「いつか、マフィアを乗っ取って、この横浜を牛耳る、ね?」
ボス「な、何故、俺の過去がっ……」
柳「異能ですが、なにか。」
貴「教える必要、ないよー。こっちが与えちゃあしょうがない。良い?柳くん。」
柳「はい。」
貴「はぁ…何故裏切った?もう、黙っていても無駄だってわかったよね?ワカッタ、ヨネ?」
柳「黙り、ですか。如何します?」
貴「んー、左眼。」
柳「りょ、了解。」
まだ躊躇いがあるのか、少し覚束無い手つきで眼球を抉り出す、柳くん。恐る恐るが、一番怖いのよ?
って、此の声は!
ボス「ぎゃあぁぁああぁああああぁ」
貴「五月蠅いよ。大声だして、良いと思ってるの?……柳くん。此の男、見張ってて。拘束はするよ?死なない程度に。【
態と声に出してゆっくり言い、おそれを与える。氷の出力を小さめにして、1日置いても死なない程度に、首から下を凍らせる。
貴「太中みてくるから、よろしくね、柳くん!」
柳「……はいはい。」
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よりどりみどり(プロフ) - konoha@早く冬になって欲しいさん» ありがとうございます!! (2016年8月7日 18時) (レス) id: 8c04121b66 (このIDを非表示/違反報告)
konoha@早く冬になって欲しい(プロフ) - よりどりみどりさん» 参加して下さりありがとうございます!見に来ました〜!これからも更新頑張って下さい!応援しています! (2016年8月7日 13時) (レス) id: 48215daa06 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - よりどりみどりさん» 太中、楽しみにしてます!!…小説は、リクエスト募集、してますよ…(笑)閲覧楽しみにしてます!! (2016年7月25日 20時) (レス) id: a1ea94109f (このIDを非表示/違反報告)
よりどりみどり(プロフ) - あややんさん» 初コメありがとうございます!おお!森福…考えたことは有りますが、余り想像できない……次、太宰が捕縛されていて、VS中也のシーンなので、太中を…と笑薔薇小説ですか!是非、読ませていただきます! (2016年7月25日 20時) (レス) id: 8c04121b66 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - 太中もいいですが森福も良いし…うまいです!!ありがとうございます!!更新楽しみにしてます!!もし良かったら…ですが『文豪×薔薇』という薔薇短編小説もしていますので…(笑) (2016年7月25日 18時) (レス) id: a1ea94109f (このIDを非表示/違反報告)
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