宝石４つ ページ4
引き続きベニトside
イエローが持ってきた“何か”は、ツルマルクニナガとよく似ていた。
まさか、新種の動物が大量発生したとか？それとも、やっぱり月人か？
？「離せ！降ろして！もう逃げないから！」
“何か”が言葉を喋った。もう確定だ、きっと、ツルマルクニナガと同じものだ。
鶴丸「おお！蛍丸！」
蛍丸「鶴丸さん」
こいつ、ホタルマルって言うんだ。ツルマルクニナガと知り合いみたいだな。
蛍丸「鶴丸さん、これ、降ろしてくれないかな」
鶴丸「おっと、そうだな。そこの……イエロー、と言ったかな。君の両手に抱えているそいつは俺の仲間なんだ。降ろしてやってくれ」
イエローは、分かった、と、ホタルマルを離そうとした。
ベニト「ま、待ああああった！」
ジルコン「待ってください！」
僕とジルコンの声が重なる。
イエロー「どうした、ベニトにジルコンも」
ジルコン「月人のものだとすれば危険です！」
ベニト「そうだよ！先生が来るのを待った方が良いよ」
二人で必死に引き留めて居ると、イエローは、そうかなあ、と不思議そうな顔をした。
イエロー「俺は危険は無いように見えるけど……そこまで止められるなら、先生待つか」
そう言って、イエローはホタルマルの持ち方を変えた。
蛍丸「ちょ……お姫様抱っことか、ホントやめて。俺、男だから」
イエロー「オトコ？ああ、種族名か」
なにやら喋っているようだが、ひとまず一段落したみたいだ。
ああ、先生、早く来て！
鶴丸「ちょっと待ってくれねえか」
ツルマルクニナガが、急に刀を構えた。
僕達の刀……じゃない！
僕とジルコンも、慌てて刀を構える。
鶴丸「何度も言うが、こちらに危害を加える気は無い。だが、そいつに危害を加えるつもりなら、一戦交えても構わないが」
ベニト「受けて立とう……」
ジルコン「ベニト先輩、大丈夫ですかね？」
ベニト「時間をたっぷり稼ぎながら、先生を待とう」
ジルコン「はい！」
僕とジルコンはの二人で一斉に斬りかかった。
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みそサザイ(プロフ) - クロエさん» コメントありがとうございます！面白いって言っていただけて、すごく嬉しいです！不定期更新でたまに半月ほど失踪しますが、更新頑張ります！ (2018年9月29日 12時) (
レス) id: 1a91fe4b3b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - ものすごく面白いです!俺どっちの作品も好きなのでとても嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2018年9月22日 17時) (レス) id: 40e31d1873 (このIDを非表示/違反報告)
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