宝石３つ ページ3
時は戻り、再びベニトside
？「おいおい、大分敵視されてるぞ、俺。さっきも言った通り、危害を加える気は毛頭無いんだが」
ベニト「お……お前、一体何者だ！新型の月人か！」
刀を構え、凄んでみる。しかし、相手には効いていない様だった。
鶴丸「俺は鶴丸国永。危害を加える気が無いのは本当だ。だから、その刀を一旦下ろしてくれないか？」
ベニト「と、とにかく、今は何の保証も無いんだ！これを下ろす訳にはいかない！」
ツルマルクニナガと名乗ったそいつは、やれやれとでも言いたげな様子で、その場に腰を下ろした。
鶴丸「分かった分かった。とりあえず、座らせてくれ。ずっとこの状態だったら、疲れてしまうだろう」
疲れる？このぐらいで？
ベニト「な……なんて軟弱な！」
鶴丸「酷いな」
もしかして、こいつ、宝石じゃないのか？だとすれば、動物の類か。
ならば、軟弱さにも説明がつく。
動物は、僕ら宝石に比べると疲れや痛み、寒さや暑さに敏感だと、先生はおっしゃっていた。
でも、こんな動物、見たことも聞いたことも無いぞ……？
そういえば、フォスが博物誌を編む仕事に就いたらしいな。
今度調べてもらわねば。
イエロー「ベニトー！」
イエローの声がした。ジルコンもいる。
ベニト「イエロー！聞いてくれよ！おかしな動物が居たんだ！今、ネプちーが先生に報告に行ってるんだけど……」
鶴丸「動物って、君なあ……」
イエロー「へえ！偶然だな」
イエローはそう言うと、少し小走りでどこかへ走っていき、すぐ戻ってきた。じたばた動く、“何か”を抱えて。
イエロー「俺もだ」
ジルコン「先輩！そんな得体の知れない物、掴まないでください！」
ベニト「えぇ……！？」
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みそサザイ(プロフ) - クロエさん» コメントありがとうございます！面白いって言っていただけて、すごく嬉しいです！不定期更新でたまに半月ほど失踪しますが、更新頑張ります！ (2018年9月29日 12時) (
レス) id: 1a91fe4b3b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - ものすごく面白いです!俺どっちの作品も好きなのでとても嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2018年9月22日 17時) (レス) id: 40e31d1873 (このIDを非表示/違反報告)
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