トリップ少女は宝石を操る (ページ27)

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私は… ページ27

サイラsaido

まさかそんなすぐに協力してくれるとは思わなかった
例えこんな事があったとしても自分の命1番な者が多かったからだ

フ「どうしてそんなすぐに協力しようと思うの！？」
ブ「もしかしたら自分の命が無くなるかもしれないんだぞ！」

その時静かにAはこう言った
本当に静かに独り言とも思えるような声の大きさで…
今にも泣きそうな…声の質感で

『私はね…命なんて関係ない…助けたいの……昔の自分と同じ立場のサイラを…』

静かに…まるで赤子をあやす母のような静かく優しい声で

『私ね妹がいたの…名前は【霊羅】大切な1人だけの妹だった』

けどね…

そう静かに呟いた
その後の彼女の独白に皆…心が放心と化した

『あの子は利用されたの…両親にそして使い物になくなったら捨てたの命を何とも思わないように…！大好きだったたった1人の妹が…！わがままで屑なあいつらのせいで…！辞めてと叫んでも辞めなかったあいつらのせいで！見てるだけだった親戚の奴らも自分を含めた全員のせいで…！あの子は…！あの子は！！』

自ら死を選んだの……！