宝石商の愛探し【Snow Man】 (ページ34)

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＃２８ページ34

_mm

やっぱそうだよね

最初から分かってただろ

手の中で黒い宝石＿＿＿ジェットが光っている

意味は『闇の浄化』

俺が小学生の頃に母さんがくれたネックレス

でも、いい思い出なんてなくて

ru「あれ、めめどうしたの？」

たまたまラウに会った

さっきまで阿部ちゃんに勉強を教えてもらってたらしい

ru「それって前に言ってたネックレス？」

mm「うん」

ru「、、どうだったの？」

mm「やっぱダメだった」

俺がしたかったこと

この宝石から、今まで吸収してきた闇を全部出すことだった

じゃないと母さんがかわいそうで

でも、ふっかさんにもできなかった

その理由をふっかさんは知っているらしい

ジェットに刻まれた記憶

母さんの闘病生活の全て

俺の知らないことまで全部刻まれていた

今更になって後悔ばかりして

なんでケンカしちゃったんだろうとか、もっとお見舞いに行けばよかったとか

もう遅いのに

ru「、、めめ」

ラウが俺の手をそっと握って頭を撫でた

ru「泣かないで。今日は一旦忘れよう？」

mm「うん、」

ラウと康二は俺と母さんのことを知ってる

いつもと違ってなかなか泣きやめなくて、ラウが家まで送ってくれた

ru「なんかあったら連絡して？いつでも話聞くから」

mm「ごめん、ありがと」