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#9 ページ13

_fk


帰ってきた佐久間に輝幸ちゃんの相手を任せ、他のみんなにあのネックレスについて話した

fk「あの宝石はイエロージルコンっていうやつなの
  石言葉は、、『産みの悲しみ』」

みんな分かりやすく暗い顔をする

お母さんからもらった大切なもの

大切なものに込められたつらい思い

宝石に刻まれた記憶も、とてもいいものとは言えなかった

fk「お母さんなのかな、女の人が男の人に暴力されてて
  それを見ながら泣いてる輝幸ちゃん
  、、輝幸ちゃんもお母さんから暴力受けてたみたいだよ」

「…」

fk「あ、Aごめん」

「ううん、大丈夫」

大丈夫とは言ってるけどやっぱり少し震えてる

手を握って優しくなだめる

fk「もう俺達と一緒だから平気でしょ?」

「平気。ごめんね急に」

fk「謝らないで、Aは悪くない」

全員で輝幸ちゃんのところへ戻ると、佐久間がすっかりなつかれたことが分かった

輝「さっくん、次ネコさん!」

sk「ネコさんはねぇ、おやまを2つ描いて、、」

輝「すごい!ネコさんかわいい!」

sk「よかった^^」

佐久間は絵が上手いからな

輝幸ちゃんの胸元に輝くイエロージルコンが濁って見えた気がした

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作者名:ロトム | 作成日時:2022年4月9日 0時

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