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◇紫耀Side◇
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見慣れた保健室も
夜は新鮮に感じる
ゆり「…んっ、ひらのくん・・・」
後夜祭を抜け出して
家に帰ろうとしたのがダメだった
誰もいない廊下で
この人に遭遇してしまって
結局また、カラダを重ねてる
後夜祭が行われている体育館は
あんなにうるさかったのに
ここは別世界のように静かで
シーツが擦れる音と
ゆりちゃんの甘い吐息と
窓の外で鳴く、秋の虫の声しか聞こえてえこない
ゆり「今日、ひらのくんの彼女チャン見たわ」
紫耀「…そう」
話を無視するように
白くて柔らかい肌に
俺の唇を刻むように押し付ける
ゆり「新しい彼女チャンは…カワイイ系なのね」
・・・なに、
興味でもあんの？
ゆり「年下好きだとは思わなかった」
紫耀「俺のこと年上好きだとでも思ってんの？」
ゆり「…失礼ね」
…少しでもいいから
動揺してほしい
紫耀「言っとくけど、俺ゆりちゃんに恋愛感情ないよ」
ゆり「…ふふ(笑)」
ちょっとの間でいいから
優位に立ちたい
…だって俺は今までずっと負けっぱなし
ゆり「そういうのをカラダだけのカンケイって言うのよ」
ゆりちゃんの両手を押さえつけて
じっと両目を見つめる
紫耀「…俺、もうここには戻ってこねーかも」
この人に負けるのは好きじゃない
それにジンが言うには、
俺はウブちゃんのことが結構好きらしいし？
ゆり「…どうして？」
ゆりちゃんが口をちょっとだけ開いて
ぷるん、って唇が揺れた
紫耀「普通、こーゆーコトは1人の人としかしねーの」
ゆり「じゃあ彼女チャンともこういうことしてるんだ？」
紫耀「んーん、大事にしてるからまだ」
ゆり「ふふ…ひらのくんは、情熱的で、荒々しいものね」
『私はスキよ、そういうの』ってつぶやいたゆりちゃんが
ゆり「…じゃあ私だけなんだ」
って嬉しそうに微笑んだ
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エリ(プロフ) - reeen1026さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとっても嬉しいです♡これからも楽しんでいただけるように頑張って更新しますのでまたご感想お聞かせ頂けたら何よりです( ´艸｀)⌒☆ 引き続きよろしくお願いします♡ (2022年8月2日 23時) (
レス) id: 46ac8ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
reeen1026(プロフ) - 毎晩更新ありがとうございます！寝る前、こちらをみるのが日課になってます！これからも更新よろしくおねがいします (2022年8月2日 1時) (レス) @page7 id: b6bfcc2f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリ
| 作成日時：2022年7月31日 0時
