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◇菊乃Side◇
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苦しくて
ふっかさんの顔が見れない
Aのことを見つめる廉の横顔を見て
ぎゅーって胸が締め付けられた夏の始まりの日々に
ふっかさんはいつもそっと寄り添ってくれた
夏祭りの日も
廉との恋がうまくいかず、泣いていた私を探し出してくれて
誰よりもそばで、慰めてくれた
夏の間中、
ふっかさんと廉との間で揺れるあたしを
ずっと、優しく待ってくれていた
深澤「廉とうまくいかなくなっても、
もうそんときは俺、側にいてあげられないかも・・・モテモテだからさ」
『俺のファンがほっとかないからな〜』って冗談めかすふっかさんに
笑えずにいると
深澤「…だから廉と幸せにね」
って
優しい声でそう言った
今、あたしが泣いたら絶対だめなのに
泣きそうだ
こんなに素敵な人との恋を終わらせてしまったあたしは
世界一の大バカ者かもしれない
短くて複雑だったし
・・・恋と呼んでいいのかすらも、わからないけど
ひと夏の小さな恋
ガラスのように繊細で
セミの命のように短かったけど
それでもすごく大切にした恋だった
やさしくて
いつもあたしのことを気にかけてくれて
ずっと、想ってくれて
廉のことを好きなことを隠しきれないあたしごと
すっぽり包み込んでくれた大人な人
彼女にはなれなかったけど
すごく大切な人
だからもうきっと
・・・友達には戻れない
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エリ(プロフ) - reeen1026さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとっても嬉しいです♡これからも楽しんでいただけるように頑張って更新しますのでまたご感想お聞かせ頂けたら何よりです( ´艸｀)⌒☆ 引き続きよろしくお願いします♡ (2022年8月2日 23時) (
レス) id: 46ac8ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
reeen1026(プロフ) - 毎晩更新ありがとうございます！寝る前、こちらをみるのが日課になってます！これからも更新よろしくおねがいします (2022年8月2日 1時) (レス) @page7 id: b6bfcc2f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリ
| 作成日時：2022年7月31日 0時
