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紫耀「俺ちょっと着替えてくるね」
制服のシャツごと濡れてしまったセンパイが
裏に着替えにいって
どうすればいいか分からず
店内のソファー席に座ってみる
携帯を開いて交通情報を確認すると
わたしが使う電車は、
運転を見合わせているらしいことが分かった
黒のTシャツにジーンズ姿で出てきたセンパイが
濡れた髪の毛をわしゃわしゃタオルで拭きながら
わたしの隣に座った
紫耀「…寒い？」
「たしかに…ちょっと寒いかもです」
わたしの膝に
ふわっ、と白のスエットが置かれて
センパイの匂いがする
紫耀「それ着ていーよ」
どきっとして
立ち上がったセンパイの方を見上げると
にっこりとしてくれて
きゅー…って胸がときめいて
全身がシアワセでいっぱいに満たされる
「いいんですか…？」
紫耀「うん」
センパイのスエットを着ると
ぶかぶかだけど、あったかくて
センパイに抱きしめられてるみたいな気分になって
ドキドキする
紫耀「電車、止まっちゃった？」
「みたいです…わたしの線は見合わせって書いてありました」
紫耀「そっか〜」
「センパイは何線ですか？」
紫耀「俺は徒歩だよ、こっから近い」
じゃあセンパイは今から帰っちゃうのかな…
ちょっぴり期待していた自分がいたけど
センパイが無事に帰れる方がいいし
2人きりでここで時間過ごしたら、
本当に心臓がもたないかもしれないし…
でも
わたしは、ちゃんと帰れるのかな…
シャッターが半分閉まった入り口の側まで行って、外を見ると
地面を叩きつけるように雨がひたすら振り続けていた
紫耀「大丈夫、すぐ止むらしいから」
…ど、どうしよう
紫耀「それに俺も雨止むまで一緒にいるし」
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エリ(プロフ) - reeen1026さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとっても嬉しいです♡これからも楽しんでいただけるように頑張って更新しますのでまたご感想お聞かせ頂けたら何よりです( ´艸｀)⌒☆ 引き続きよろしくお願いします♡ (2022年8月2日 23時) (
レス) id: 46ac8ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
reeen1026(プロフ) - 毎晩更新ありがとうございます！寝る前、こちらをみるのが日課になってます！これからも更新よろしくおねがいします (2022年8月2日 1時) (レス) @page7 id: b6bfcc2f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリ
| 作成日時：2022年7月31日 0時
