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今日のお昼は屋上で食べない？って菊ちゃんが誘ってくれて
2人で青空の下、お弁当を広げてガールズトークを始めた
「昨日、廉くんとどうだった？」
廉くんにも朝の部活のとき、昨日の感想を聞こうとしたんだけど
バタバタしていて結局聞けなかったから
早く菊ちゃんの話を聞きたいと思ってた
菊乃「もうね、全然だめ(笑)また喧嘩しちゃった」
「えええーっ」
お祭りで2人きりっていうシチュエーションで
少しはいい感じになるかなぁと思ってたけど
菊乃「あたしが素直になれないのがいけないんだけど…恋って難しいよね」
ふぅ、ってため息をついた菊ちゃんを見て
そういえば今朝の廉くんも心なしか元気なかったなって思い出す
菊ちゃんとのケンカが影響していたり…するのかな
菊乃「でもね、実はもうひとつ話さなきゃいけないことがあって…」
周りを見渡して、声を落とす菊ちゃんを見て
わたしも自然と前のめりになる
菊乃「深澤さんに、告白された・・・と、思う」
「えええええーっ！！！！」
菊乃「ちょっとA！(笑)声大きすぎ！(笑)ってかそんな大声出るんだ？！(笑)」
「…っごめん〜〜」
だって
あまりにも突然でびっくりした
体育祭の時に
確か委員会繋がりで知り合いだったのは知ってたけど
菊ちゃんから今までキャプテンのことそういう風に聞いたことなかったし
キャプテンもそういう素ぶり一切見せてこなかったし
だからほんとにほんとにびっくり
「告白されたと思うって、どういうこと？」
菊乃「なんかね、深澤さんはあたしが廉のこと好きなの知ってて」
ちょっと照れ臭そうに
髪の毛を耳にかけてうつむく菊ちゃん
菊乃「…俺にしなよ的なことを、言ってもらった」
「きゃーっ///」
少女漫画みたいな展開にキュンキュンするわたしを見て
うふふって笑う菊ちゃんが
嬉しそうにするのを見て
わたしまで嬉しくなった
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作者名：エリ
| 作成日時：2022年6月23日 0時
