◇・*。放課後のシンデレラ。*・◇ (ページ14)

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◇菊乃Side◇

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委員会が終わって私と廉でそれぞれプリントに要点をまとめる

廉「よし、この紙に記入し終わって先生に渡す頃には部活終わってそうやな」

菊乃「そうだね、今日は練習ほんと出れないかも・・・って廉、字きったな！」

廉「おい！(笑)」

プリントを担任の先生に届けるために

1階まで降りていき職員室まで歩く

？「あの、すみませんっ、永瀬くん…っ！」

職員室の目の前についた瞬間、

後ろから声がした

振り返ると

たぶん1年生の、知らない女の子2人が腕を組んで立ってた

廉「俺…？」

うん、って声をかけたほうの子が頷いて

もう1人は黙って廉のことを見つめてる

菊乃「あたしプリント先に出しとくよ」

なんとなく、あたしはいないほうがいいような気がして

廉の分のプリントも受け取った

廉「・・・ごめん、ありがと菊乃」

違うクラスの女子たちだと思うけど

…やっぱモテるよね廉は

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先生にプリントを渡し終わって職員室を出ると

廉と2人の女子はまだそこにいた

廉「ごめんな、俺好きな人おんねん・・・」

『そうだよね』『ごめんね、変なこと聞いて・・・』

女子2人はあたしを見てちょっと遠慮がちに会釈しながら

腕を組んだまま急ぎ足で去っていった

告白・・・されたのかな

廉「あ、ありがとなプリント」

菊乃「好きな人、」

やっぱり、いるんだ…

廉「…」

廉の表情を見て

はっ、と目が覚めるような気持ちになる

菊乃「ごめん、聞くつもりはなかったの」

廉「全然ええねんけど、」

ふぅ、って小さく息を吸った廉の顔が

全然大丈夫そうじゃない

菊乃「プリント、あれで大丈夫だって！」

話題を変えようとしてわざと明るい声で話す

廉「...」

菊乃「教室、戻ろっか」

　

　

廉「・・・俺のすきな人、

A、やねん…」

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