公安所属ヒロイン/共同捜査/仕事の仲/相澤先生 (ページ49)

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A(めんどくさいなぁ。どうしようかなぁ…)

逃げないのをいい事に、男はそのままAの肩に手を回した。

男「てことで一緒に飲みましょう、ね？」

とAに顔を近づけ、肩を抱き寄せながら言った。

A(ちっか。あー……このままぶっ倒したい…)

と思うも、今この状況でそうするわけにはいかない。

どうしようかと困っていたところ、誰かが男の肩をポンッと叩いた。

相澤「お客様、そちらの方が嫌がっているようなので手を離しては頂けませんか」

そう、様子を見かねた相澤が手助けにきたのだ。

男「はぁ？なんだよウェイターはどっか行ってろよ。誰に向かって言ってんだよ」

相澤「迷惑行為を取り締まるのも仕事の1つです。これ以上迷惑かけるなら追い出すこともできますが」

と、男の肩に込める力を強めた。

男「…っ、チッ」

力の強さと気迫に怖気付いたのか、男は舌打ちをしてその場から逃げ去った。

相澤「大丈夫ですか。お客様」

とAに声をかける。

『えぇ、ありがとう。助かったわ』

相澤「…ったく。変なのに絡まれてないであんなの自分でどうにかしてくださいよ」

と、いつもの相澤の調子に戻りボソッと耳打ちした。

A『仕方ないでしょ。今日ばかりはどうにかするわけにはいかないんだから…』

相澤はヤレヤレと言った表情をしながら、そこを離れた。

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