公安所属ヒロイン/共同捜査/仕事の仲/相澤先生 (ページ27)

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相澤「で、体は平気ですか？」

『えぇ、おかげさまで。助かりました。もう大丈夫ですよ』

と何事もなさそうにAは答えた。

相澤「…」

相澤は何も返さず、窓の外に目をやる。

A(…？)

何故なにも言わないか少し疑問に思ったAだが、

その後相澤の口が開いた。

相澤「…水飲みますか？」

と、手には冷えた500mlペットボトルの水が。

『あ、ありがとうございます。ではもらいます』

ポンッと水を手渡され、フタを開けようとした。

……が、簡単に開くはずのフタが開かない。

A(あれ…開かない…というか力が出ないな…)

フタを開けられずにいると、

相澤「……全然だいじょうぶじゃねぇな」

とため息を吐き、ペットボトルを奪った。

そしてベッドに片膝を乗せ、Aに近づいた。

『！？』

そのまま相澤は、片手でAの両腕を掴み、頭上に持っていった。

Aは抵抗しようにもまともにも力が入れられない。

相澤「★さんなら、こんな拘束簡単に解けるだろ。全然ダメじゃねぇか。もしあのまま敵に捕まってたらどうするんだ」

『す、すみません…』

返す言葉もなく、Aは謝る事しかできなかった。