15 ページ15
しばらくベンチに座っていても、ターゲットと思われる人物達は姿を見せなかった。
本来であれば、距離を取ってベンチに座っているところだが、恋人同士の設定。
ピッタリくっつくように2人は座っていた。
A(同業者とこの距離って、変に緊張するわ…)
一向に現れる事のないターゲット。もう2時間近くも座っている。
『ねぇねぇ、この後どうする？そろそろここにいるのも飽きてこない？』
相澤「あぁ、そうだな。今日はもう帰るとするか」
『じゃあ、いこっか』
と、立ち上がると同時にAは、再び相澤の腕に手を絡めた。
街を離れ、2人はAの拠点としているホテルへと向かう。
念には念を。ホテルのエントランスを通り、エレベーターに入るまで腕は組んだままでいた。
A(この格好でいる時は、イレイザーさんの恋人役って事ね)
そして、エレベーターに乗り込み、扉が閉まると同時にAは絡めていた腕を離した。
相澤「はぁ」
『はぁってなんですか。失礼ですよ』
相澤「心配事が更に増えた」
『どういう意味ですか？』
相澤「部屋に入ったら話します」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
新世代のほうじ茶(プロフ) - 更新が遅れてしまいました…。完結までできております。順次アップを心掛けます。 (2022年3月2日 5時) (
レス) @page29 id: 9f1ceeba28 (このIDを非表示/違反報告)
新世代のほうじ茶(プロフ) - こちらからどうぞ！ (2022年2月18日 14時) (レス) id: 9f1ceeba28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：新世代のほうじ茶 | 作成日時：2021年11月25日 19時
