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40K おやすみ ページ42

丈くんをご飯に誘うと
断られなかったので一緒に行くことに。


東京やったら2人で行動した方が安心やしね。



嬉しいなあ
丈くんとこうやってご飯に行くことも
付き合う前までは全然なくて


2人きりの時間を作ってくれるようになった今がどんなに幸せかって実感する。


12月楽しかったよなあ
なんてすぐさっき終わったクリパの思い出話に花を咲かせて食事して



外へ出ると



人だかりができてる路上ライブが目に入った


ん?すご!!!
サックス???

クリスマスやもんなあ
ロマンチック〜〜


ちょっと駆け足でそちらの方へ近づくと
やれやれと言いたげな丈くんがついてきてくれる。


それでは聞いてください。
を言い終わると同時にサックスに口をつけた男の人。



スーーーーーーーーーッ……





え???

明らかにサックスの音ではなく、空気の音やった


思わず丈くんをみると
丈くんも俺を見ていて


『こんだけ雰囲気醸し出しといてツッコミどころ多ない?』


「スーーーーー言うてたな
リチャみたいやなあって思って聞いてみたら空気しか出てへん笑」


丈くんがふにゃりと笑ってた


この顔が好きやねんなあ





こんなことでもいいから
丈くんが少しでも笑ってくれて
背負い込むものが軽くなったらいいなあ


なんて思ったクリスマス。



「部屋は一緒じゃないねんな」

ホテルについて
ふと思ったことが口に出る。

『まあそれはそうやろ
1人の時間も大事やろしな』

「たまに……電話していい?」

『いいけど…いいねんけどさ
普通に部屋きたらよくない?』

「いいん?行っても」

『いいよ、まあ時間は考えてな』


「うん!もちろん!
んじゃ明日も頑張ろうな!おやすみ〜」


『おんおやすみ』


部屋が別々でも
今フロアの廊下には俺たちしかいなくて


「うん、じょうくん…好きやで」


『…俺も』



お互いに部屋に入り、部屋着に着替えて
大の字でベッドに横たわる。



あーーーー

始まったなあ

稽古期間。

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作者名:ぽんぬ。 | 作成日時:2019年9月26日 1時

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