33J 転機と決意 ページ35
大橋と付き合ってから、2ヶ月が経った今
12月に行われるクリパに向けて
俺たちは稽古に追われていた。
クリパで俺と大橋が披露する楽曲は『give me...』
もともとソロである楽曲を2人でパフォーマンスすること
ご本人のファンの方々にとってかなり人気がある恋愛がテーマの曲であること
俺たちはかなり気合が入っていた。
2人での練習はいつも通り。
なにが良かったか
なにが悪かったか
明るくも常に妥協を許さない大橋との練習は
とても充実していて俺は好き。
休憩中、俺はいつものようにリチャや今江と話していた。
たまにここに大橋も入って話したりするわけやけど
最近は康二とか大吾とかともよく話しているようで
アハハッ
とえくぼを作りながら笑う大橋が視界に入った。
…やっぱりかわいいわ。
そんなことを思いながら目で追っていたら
大橋の目線がこちらを向いて
一瞬やけどお互いが思い合っているような時間を感じて
あぁ俺は大橋と付き合ってるんや
って再認識する。
クリパ期間が始まったら
また風のように毎日が過ぎていくんやろうな
そんな矢先のことだった。
移動中の車で
大きな仕事のオファーが来たと
メールが送られてきた。
89人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽんぬ。 | 作成日時:2019年9月26日 1時