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ずしぃいい〜〜ん‥
「おぉ〜…」
目の前で倒れた巨大なトラにAは関心の息を漏らした。
「ま･･、こんなもんか…。」
その視線の先にはシュボッとタバコに火を付けて煙を吹かすサンジがいた。
「(凄･･････。さすがに肉体だけで人以上にデカい虎なんてやっつけられないわぁ…。)」
「Aちゅわぁ〜んVv俺の活躍見てくれてたァ〜？！」
「ああ、見テタ見テタ。」
感心も一瞬だけで、すぐさまラブハリケーンを飛び散らかせるサンジにAは苦笑した。
「さぁ〜て…どうすっか。」
「んー、とりあえずこの虎を一度船に運ぶ？」
それもそうだな、とサンジはAの言葉に軽々と虎を持ち上げる。
「どこにそんな力が････」
「？ 何か言ったかい？」
「いや、何でもない！」
不思議に首を傾げるサンジにAはすかさず頭をふった。そして歩き始めてしばらくのことだった。
「！」
「何だ？あの建物は････」
森の新緑をまるで蹴散らかすようにド派手な一軒家が一つ建っていた。
「目立つなァ〜…。」
「こんなところに人が…？おいおい、まさかだろ････」
Aが声を上げる横でサンジは虎を地に置いて前髪を掻き上げる。
「(････････これがMr.3のアジトか…。)」
「･･････Aちゃんはここにいて。俺がちょっと中を見て来る。」
「ううん、あたしも一緒に行く。」
2人は真っ直ぐとその家を見据えて佇んだ。
ガチャ…
「誰もいねぇみてぇだな…」
「本当。」
見回せば蝋のドロドロした壁にカラフルな家具や絵が並んだ。
プルプルプル。プルプルプル。
「あ？」
「(･････マジで口で言ってる。)」
怪しい声の電話にサンジとAは怪訝な表情で振り返る。
プルプルプル…
「どうする？出る？」
とAがじっと見据えるサンジに怪しい声を発するその生き物を指差した。
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natto710(プロフ) - Chaosさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！今後ともよろしくお願いします＼(^^)／ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: ca90458da5 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年11月15日 0時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2018年10月26日 9時
