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「ルフィ！？」
「てめぇ…！何しやが…」
立ち上がりそうになるのをサンジに制されてゾロがオカマを警戒する。
「待ーって！！待ーって！！待ってよ〜〜うっ！！」
変わった声質に息を飲む。先程までの化粧めいた顔ではない。そこには
「っ…!!悪魔の実…」
見慣れた顔があったのだ。
「余興だって言ったじゃなーいのよ〜〜っ！！冗談じゃないわよォ〜〜！！」
「な…！？」
「体格まで…(恐ろしい能力だわ。これ、服も同じだったら区別がつかない…)」
ゾロが驚いているのを他所に私はルフィと笑い合っているオカマを警戒した。
「左手で触れれば ほら、元通り。これがあちしの食べた『マネマネの実』の能力よ─う！！」
「「「おお〜〜！！！」」」
誇らしげに踊るオカマがゆっくりと歩き出す。
「この右手で顔にさえ触れれば、」
ゲシッ
「やめろ。」
「！」
触れられそうになったところをサンジが足蹴りする。
「あら、残念♡ 素敵な王子がいるのね。」
まぁ、いいわ。そう言って手を引くオカマの目は穏やかで優しかった。やっぱり人柄はいいのだろうか。
「この通り、だれの真似でもできるってわけよ〜〜う！体もね♡」
「うぉおおお〜////」
バギィっ
「やめろ。怒」
変身したオカマを食い入るように見てしまったサンジがオカマもろともナミによって殴られ撃沈する。
「…………; (近い//)」
ちなみに私は間近で見てしまったナミの裸体に恥ずかしくて顔を見て覆ってしまった。尊い…！//
「さて…残念だけど、あちしの能力はこれ以上見せるわけには─ーー…」
「お前スゲーッ！！」
「もっとやれーッ！！」
「さーらーにー…！メモリー機能つきよォ〜。」
「「「うぉおおお〜！！！」」」
「切り替え早っ！」
ルフィ達の歓声に一瞬で興が乗ったのか、オカマが踊りだす。
「ノリノリじゃない。」
「………; (でもこれで、危険度を再認識する。一度記憶されると面倒だ…。)」
呆れるナミを横目にAは静かにその様子を見据えた。
「過去に触れた顔は」
ポン
「決して！！」
ポン
「忘れ…」
ポン
「な〜い」
「……え………？」
ポプ…ン…
奇妙な音を立てて変わっていく顔の中でビビが不意に声を抑えて青ざめた。
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natto710(プロフ) - Chaosさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！今後ともよろしくお願いします＼(^^)／ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: ca90458da5 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年11月15日 0時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2018年10月26日 9時
